ヘルスコールとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

ヘルスコール

光属性

種類靴 防具

名前ヘルスコール

所持者司祭ソーグリム

登場神話ギスラサガ

属性光属性

武器制作者不明

死者の靴

ヘルスコール(Helskór)とは、オーディンの宮殿であるヴァルハラに行くことが出来るとされる靴であります。

使用方法は死者の隣にヘルスコールと言われる靴を置く事で魂がヴァルハラまでの道を辿れるようになるとされています。

ヴァルハラに行くことの出来た魂はそこにいる戦死者の魂を元の体に入れ変える事も可能だと記されいる記事もあります。

魂の交換 

ヘルスコールを着用した者はオーディンの宮殿ヴァルハラに入る事が出来て、ラグナロクに向けての軍に入ることが出来ます。

ヴァルハラに行くことの他にヘルスコールはヴァルハラから魂を持ち帰る事が出来るとされています。

死者になった元の体に別の魂を入れて置くことが出来るとされています。

異名

ヴァルハラへ行くための靴

素材、作り方

素材、作り方は共に不明であります。 

死者の隣に置く靴として記されているのみで、どのような靴なのかは記されていません。

死者の魂がオーディンの宮殿ヴァルハラに行けるようになる靴なので、普通の靴ではないと考えられます。

ヘルスコールの総合力

- ヘルスコールとは -

ヘルスコール(Helskór)とは、オーディンの宮殿であるヴァルハラに行くことが出来るとされる靴であります。

使用方法は死者の隣にヘルスコールと言われる靴を置く事で魂がヴァルハラまでの道を辿れるようになるとされています。

ヴァルハラに行くことの出来た魂はそこにいる戦死者の魂を元の体に入れ変える事も可能だと記されいる記事もあります。

 

「ヘル」の言葉の意味は、地獄、隠す、秘密とされており、

ヴァルハラに入る事が出来る魂は基本的にはワルキューレ(戦乙女)が選別しているので入れない者もいるとされていますが、

この靴があれば、ヴァルハラまでの道のりをワルキューレに選別をされずに通過出来ると考えられます。

北欧神話ではこのヘルスコールを使って死者の魂を地獄に縛ろうとしているお話が記されいます。 

 

ヴァルハラとは、北欧神話において主神オーディンの宮殿として記されいます。

ヴァルハラは神話上で「グラズヘイム(喜びの世界)」にあるとされ、

ワルキューレ(戦乙女)に選別された戦死者の魂が集められているそうです。

 

そしてこの宮殿にはユグドラシル(世界樹)の影が落ちるところで、

宮殿にはなんと540の扉、槍の壁、楯の屋根、鎧に覆われた長椅子があり、狼と鷲がうろついているとされます。

これは戦場のことを比喩しており、この宮殿では戦死者の魂達がラグナロクに向けて戦争と宴が繰り広げられているそうです。

この場所は人にしてみれば地獄のような場所なのかもしれません。 

 

主神オーディンとは、戦争と死の神であります。

ヴァルハラは主神オーディンの宮殿であり、戦死者の魂が集められる場所であります。

その主神オーディンの宮殿であるヴァルハラはヘルスコール(死の靴)を使い行くことも出来る場所です。

オーディンが死を司る神なのでヘルスコールは地上で作られた靴ではなく、神々が作った靴である可能性もあります。 

 

ギスラサガとは、アイスランドに伝わる伝説の1つで、英雄ギスリの悲劇が記されている文献であります。

この物語の中にヘルスコールの事を記したエピソードがあります。 

 

ヘルとは、北欧神話における死者の国を支配する女神とされており、

唯一、北欧神話にて死者を復活させることのできる人物であります。

もともと「ヘル」は北欧神話において死の世界を表す言葉として使われていました。

それが後に死の世界を司る女神の名前として使われるようになったとされています。

ヘルスコールはオーディンではなく、死とその世界を管轄するヘルに作られたものかもしれません。

- ヘルスコールの逸話や伝説 -

戦死後にオーディンの宮殿ヴァルハラに行くことが出来るようになる靴、ヘルスコールにまつわるお話です。 

 

北欧神話にてヘルスコールと言う名の靴は、戦死者の隣に置くことで、

戦死者の魂はオーディンの宮殿であるヴァルハラに行くことが出来るようになるとされています。

ギスラサガ(アイスランドに伝わる伝説)に戦死者の隣に靴を置くことについて語られている場面があります。

 

この物語は借りた剣を返さなかった事で起こるトラブルから始まります。

ギスリは妻の奴隷であるコルから借りた剣で狂戦士を倒したあとに剣を返すのを拒みました。

そのことを恨んだ奴隷のコルは剣にギスリの家族全てに及ぼす呪いをかけました。

 

その後ギスリは兄弟、義兄弟とノルウェーを出てアイスランドに移り住み始めます。

ギスリは、べシュタインと姉妹であるオードという娘と結婚し、ソーケルはアスガードという娘と結婚して、

ソーディスはソーディムとゴディを結婚させました。

そして隣人にはホルの兄弟であるソーグリムが住み、皆で暮らし始めました。 

 

ギスリ ソーケル ソーグリム(義兄弟) 

べシュタイン(ギスリの義兄弟) 

 

彼らは義兄弟同士での争いを避けるために血の同胞の契を結ぼうとします。

しかしソーグリムはその時心境の変化があったため、血の同胞の契を結べていません。

このことが彼らを悲劇的な道へ歩ませる行為となります。

 

ある日ソーケルが妻のアスガードとギスリの妻オードが過去の愛について話す声を耳にします。

悲劇的な連鎖がこの時より動き始めます。ソーケルの妻は結婚する前はべシュタインが好きだったことを、

ギスリも結婚前にソーディムを愛していたことを妻より知ります。

 

このことを聞いたソーケルはひどく驚いた後、ギスリに妻に暴行をします。

この後ソーケルはギスリたちと離れて行きます。ソーケルは資産の分割を要求します。

最初に住んだ所にある土地と農場は放棄しますが、勝利の剣(呪われた剣)はよこせと要求しました。

 

その後ソーケルはべシュタインの殺害を計画します。

ギスリにより危機を伝えられたべシュタインはそれを無視して行動しました。

その結果べシュタインはソーケルに殺されてしまいます。

 

べシュタインの死に敬意を示す必要があると述べたソーグリムは

ベルシュタインの遺体の傍にヘルスコールを置いてから土に埋めました。

その時ソーグリムはこう言いました。

 

「彼がヴァルハラまで歩いて行けるようになります。べシュタインにはヘルスコールを与えたので必ずたどり着くだろう」

しかしヘルスコールでヴァルハラまで行けるようにはなりますが、道を間違えれば地獄、

または天国にたどりついてしまいます。

- ヘルスコールの属性 -

属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ・ゲームなどでの登場は確認出来ませんでした。

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