カヴァーチャとは？登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

- カヴァーチャの逸話や伝説 -

黄金の鎧と呼ばれるカヴァーチャにまつわるお話です。

 

カルナが生まれる時、母クンティーはまだ幼い少女だったとされています。

クンティーはドォルヴァーサと呼ばれる賢者に仕えており、良く働きました。

その働きぶりはドォルヴァーサに気に入られ、クンティーはマントラを授かりました。

 

「マントラを唱える時に最も求めている神の名を思えば、自身と同じような器量と知力を

持つ子を授かれるだろう」とドォルヴァーサに言われた後にクンティーはすぐに唱えてしまいます。

唱えて目をつぶったクンティーは太陽を思い浮かべたために

目を開けた時に目の前にいたのは太陽神スーリヤでした。

 

その後、クンティーは授かった子供を一日もしないうちに産むことになります。

神との間に生まれた子は不思議なことに黄金の鎧と黄金の耳輪を付けて

光を纏い生まれました。この鎧は成長に合わせて大きくなります。

 

クンティーはまだ幼くまだ母親にはなれないと悩みます。

そして生まれたばかりのカルナを綺麗な彫刻が施された木箱に入れて川に流すことにしました。

その木箱はラーダーと呼ばれるものが拾い、カルナの養母になります。

 

その後、王の妻になったクンティーはカルナを生んだ時と同じようにマントラを唱えて三人の子を産みます。

その中の一人にアルジュナがいてこの子は雷神インドラの子だったのです。

 

その後はカルナは悲劇の繰り返しを辿ります。

・身分の違いによりアルジュナとの戦いが出来ない。

・ドゥルヨーダナという人物より一国の王としての身分をもらうが御者の息子ということを噂されアルジュナと戦えない。

・ドラウパディーの婿を決める大会に身分が低い理由で参加できない。結局アルジュナの元に嫁ぐことになります。

・二つも呪いをかけられることになります。一つ目は戦車の車輪が土に埋まり命を落とす呪い。

二つ目がアストラと呼ばれる強大な術を大事な戦いのときに思い出せなくする呪い。

・極めつけはインドラによって不死身の鎧カヴァーチャを取られた事です。代わりに必ず当たる槍をもらいました。

 

カルナの最後はアルジュナの矢によって迎えました。

黄金の鎧カヴァーチャがあればきっと呪いがあったとしてもカルナがアルジュナに負けることは

無かったでしょう。

 

後にアルジュナたちとは

神々の楽園で再開を果たすそうです。

- カヴァーチャの属性 -

光属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ

「Fateシリーズ」にランサーとして登場しています。

トップランクの英霊で不死身の防具を纏うキャラクターとして描かれています。

「日輪よ、具足となれ（カヴァーチャ&グンダーラ）」

この鎧のおかげでどんなダメージも10分の１になり、治癒もされます。

キャラクターはアルジュナを前にすれば闘争心をむき出しにしますが

普段は寛容な性格で前向きな性格とされています。

 

ゲーム

「Fate/Grand Order」にて登場しています。

その他のゲームではカヴァーチャを確認出来ませんでした。