アルスルのマントとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

アルスルのマント

風属性

種類マント 防具

名前アルスルのマント

所持者アーサー(アルスル)

登場神話アーサー王伝説

属性風属性

武器制作者古の神々

隠身のコート

アルスルのマントとは、ブリテン島13の宝の1つであり、アーサー王が着用したとされています。

グウェンという言葉の通り真っ白のマントで、四隅にブリテン島を表す林檎の刺繍が施されているとされています。

このマントを羽織ったものは姿を透明に変えることが出来るそうです。

不可視化 魔法防御耐性

グウェンを羽織った人の姿が見えなくなる魔法の効果が付与されています。

この見えなくなるマントグウェンはマントが透明になるのではなく、

マントが羽織った人を透明に変える力があるとされています。

異名

アルスルグウェン

アーサー王のマント

素材、作り方

素材は不明です。

四隅に林檎の刺繍が施された透明になるマントは様々な魔法を付与されたとされています。

リンゴの刺繍は伝説の島アヴァロンの古の神より作られたとされる証にもなると考えられます。

アルスルのマントの総合力

- アルスルのマントとは -

アルスルのマントとは、ブリテン島13の宝の1つであり、アーサー王が着用したとされています。

グウェンという言葉の通り真っ白のマントで、四隅にブリテン島を表す林檎の刺繍が施されているとされています。

このマントを羽織ったものは姿を透明に変えることが出来るそうです。

類似品が日本神話やドイツの神話でも登場しており、

透明になれるマントは神話に出てくる宝としてはメジャーなものであったと考えられます。 

 

アーサー王とは、5世紀後半から6世紀初めのブリトン人君主であります。

ジェフリー・オブ・マンモスが著作の歴史書である「ブリタニア列王史」が人気を博したことで

国を超えて認知されるようになりました。アーサー王が登場する物語は作品によって内容が大きく異なる為、

原作と言われるものがありません。

しかしジェフリーの著した「列王史」がその後に出る物語の元になったことは確かであるそうです。 

 

ブリテン島13の宝とは、アーサー王物語の舞台となったイギリスに存在するブリテン島に神話上にて伝わる宝として

知られています。古の神々が作りし宝として物語では語られていますが、その宝の内容は食料や壺などもあり、

その全てが不思議な力が付与されている宝であります。 

 

1.グウェン(透明になるマント) 

2.ブラン・ガラッドの角笛 

3.モルガンの馬車 

4.ティドグリドの砥石 

5.アイディンの絞首縄 

6.アイディンの大釜 

7.レドコウトの外套 

8.リゲニズの壺・皿 

9.ライヴロデズのナイフ 

10.グウィンズブイル板 

11.デルヌウィン 

12.エリネドの指輪 

13.カリバーン 

 

アヴァロンとは、ブリテン島にあるとされている伝説の島であります。

戦で致命傷を負ったアーサー王が癒やしを求めて渡り最後を迎えたとされる島とされています。

このアヴァロンは美しい林檎で名高い楽園があったとされており、

名前もケルト語で林檎を意味する「abal」に由来すると考えられています。

アーサー王が持つとされるマント(グウェン)も四隅に林檎の刺繍が施されており、

ブリテン島の宝である事を示しています。 

 

キルッフとオルウェンとは、「マビノギオン」に収録されているエピソードで、

アーサー王の従兄弟キルッフが主人公の物語であります。自分の従兄にあたるキルッフのために、

アルスルとその従者たちは、巨人のイスバザデンを倒すべく、ブリテン島の四方に散り、

不思議なものを集めてくるというお話であります。

この話が後にアーサー王伝説の要となる聖杯探索になったとされています。 

 

ビノギオンとは、中世のウェールズ語写本から収集した物語を記した書物であり、最古のアーサー王伝説が記されています。

- アルスルのマントの逸話や伝説 -

ブリテン島に伝わる13の秘宝の一つ、アルスルのマント(グウェン)にまつわるお話です。 

 

アーサー王伝説も語られる「マビノギオン」という写本にあるエピソードの一つに「キルッフとオルウェン」

にアルスルのマントが登場しています。しかし使われるシーンは無く、

アーサーが交換できないアイテムの中に登場しております。

 

「キルッフとオルウェン」物語は主人公キルッフが継母にある魔法をかけられてしまうことがきっかけで

行なっていく伝説がお話になっています。その魔法とは、ある見ず知らずの娘を好きになり、手に入れなければ

どうかなってしまうという魔法で、その娘とは巨人の娘で求婚しても承知させるのはとても困難な相手でした。

 

そこでキルッフは従兄弟のアルスル(アーサー)王に助力を得ることにしました。

アルスル(アーサー)王の宮殿で出会う6人の助っ人共に巨人の娘を得るための旅をすることになります。

巨人の長は娘との結婚を承諾する条件として付きつけられたのは無理難題でありました。

 

魔法の琴や巨人の剣、どこにいるかもわからない人を探して来い、など難業でありました。

キルッフたちがこの頼まれた難業の数々を様々な者たちと共に達成していく様子が描かれています。

その冒険の中で見つけるとされる不可視化のマントがアルスル(アーサー)王が所持したとされ、

ブリテン島13の宝の一つとされている「グウェン」でありました。

 

どこでアルスル(アーサー)王が見つけたのかなどは作品によって記されていたり、していなかったりとして不明ですが、

アルスル(アーサー)は譲らない宝として大事にした非常に優れた神具であると考えられています。

- アルスルのマントの属性 -

属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ

「fateシリーズ」にて登場する元ネタがアーサー王であるセイバーの剣を覆う鞘が透明の風であります。

「風王結界」という技で元ネタが不明ですが、

アーサー王で透明と言えばグウェンなので、別の形で描かれたのだと考えられます。

鞘にだけ纏わせれるだけではなく、様々な物に使える大変便利な技であります。

基本的には刀身を透明にする力であります。 

 

「ドラえもん」にて透明マントが登場しております。

アーサー王の持つマント「グウェン」と同じとされる白色のマントであります。

素材は近未来ロボットが出す道具らしいもので「細胞内光線通過糸」にて構成されているそうです。

 

映画 

「ハリーポッター」にて透明になれるマントが登場しております。

アーサー王が使用したとされるブリテン島の13宝の1つではないと考えられます。

ハリーポッターではこの透明マントは魔法動物デミガイズの毛で織ったものだとされています。 

 

ゲームにてアーサー王が使用したとされるマント「グウェン」を確認出来ませんでした。

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