グングニルとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

グングニル

光属性

種類

名前グングニル

所持者オーディン

登場神話北欧神話

属性光属性

年齢18

武器制作者イーヴァルディの息子たち

揺れ動くもの

北欧の主神「オーディン」が主。名前はグンニグル。  武器属性は投げ槍。

「揺れ動くもの」という意味を持つ。主君や仲間への忠義が厚く、絶大なる信頼を得ている。  

オーディンとはラグナロクでフェンリルに飲み込まれて以来離ればなれになっており、早く呼ばれないかと毎日物思いにふけることもある。

槍投げについては距離は本気をだすと数キロ先まで投げることができ狙った的をはずすことがないといわれている。

 

必殺必中

殺必中であり、ブーメランのように手元に戻ってくる力がある。

ケルト神話にでてくる槍で「ブリューナク」も同じ能力を持つ。

異名

「魔槍」
「神槍」
「揺れ動くもの」
「貫くもの」
など様々な異名を持つ

素材、作り方

世界樹ユグドラシルから切り取ったとねりこの木で柄の部分は作られているとわかっている。

その木はとても頑丈であり、その木で作られた【グングニル】はどんな武器でも破壊することは出来ないと記されている。

矛先の鉄についての記述は詳しくはされてないが、ただの鉄であってもルーン文字が刻まれた鉄は魔力を持ち、 強力な殺傷能力を持つことが考えられる。

グングニルの総合力

- グングニルとは -

【グンニグル】とは戦争と死の神オーディンが持つ神話の武器。

日本語でグングニールとも言われる。

グングニルの名前の由来は古ノルド語で「揺れ動くもの」「揺り動かすもの」の意味を持つ言葉から来ている説と、 それとは別にグングニルとは剣戟の響きの擬音を元に生まれた言葉とする説もある。  

投げ槍で使われるグング二ルは「貫く」ことを音にして生まれたとするなど諸説ある。

 【グングニル】は必殺必中の槍である。そして当たったままで終わらずに他の敵を倒しつくした後、手元に戻ってくる。

トールが使うミョルニルと同じ能力を持つ。

ブロッグとシンドリはロキにイーヴァルディの息子たちが作ったものと同じような宝物が作れるか聞かれており、 対抗心でも燃やしたのだろうか、、  

元々オーディンの為に作られた武器ではなく、 あるとき奸智の神ロキがいたずらで、雷神トールの妻シフの綺麗な金髪を残らず切ってしまった事から始まった 小人(ドワーフ)達との腕自慢対決で作られる武器である。  

シフの綺麗な金髪を切ってしまったロキに元の髪を黄金にして戻すまでは許さないと、トールは激しく怒ります。  

髪を作ると誓ったロキはイーヴァルディの息子たちと呼ばれるドワーフの元に行きます。  

イーヴァルディの息子たちはシフの髪と最高の船スキーズブラズニル、そして【グングニル】を作り上げます。  

ロキはその後ブロッグとシンドリというドワーフの兄弟たちのところに行き、先ほど作り上げたものと同じような宝物を作れるかどうかにロキは自分の首をかけます。  

こちらのドワーフの兄弟はロキに邪魔されながらも腕輪ドラウプニル、黄金のイノシシ、槌ミョルニルを作り上げる。  勝負を決めるためにドワーフのグロッグはこれをもってアースガルに向かう。  アースガルにてロキと小人たちがアース神に宝物を差し出した際に【グングニル】と「腕輪ドラウプニル」を授かる。  

一方ロキは勝負に負けて首をかけていたために逃げ出そうとします。

結局トールに捕まりますが、頭はかけたが首はかけてないと見苦しく言い張ります。  

小人たちは首を落とす代わりにその口を縫い、しゃべれなくする事で終わりにすることにしました。  

【グングニル】はロキがいたずらをしなければ生まれなかったかもしれない武器である。  

それ以降、神話の中でオーディンは最後まで【グングニル】を手放さずにいた。

- グングニルの逸話や伝説 -

【グングニル】の矛先にはルーン文字が刻まれており、この文字の羅列に【グングニル】が記されている。  


その他に所有者のオーディンを示すルーン文字が刻まれており、魔力が宿っていることを表している。  


 


の言葉(ルーン語)の力を手に入れるために脇腹を【グングニル】で突き刺しそのままユグドラシルの木で首を吊る。  


9日9夜、冥界を彷徨い続けて魔力が込められた文字、ルーン文字を持ち帰る。  


この話には諸説あり、主神であるオーディンは誰にも祈りをささげることが出来ずにいたので  自分に自身をいけにえにしてルーン文字を手に入れたという説もある。    


【グングニル】のすごさを示すエピソードに、「聖剣グラム」を折ったというものがある。  


「グラム」とは、ひとたび握ればその剣に勝る剣は無いと自覚するほど見事な剣であり、鎧などを布のように切り裂く。  


そんな「グラム」を一撃で折るのは【グンニグル】だったと記されており、狙ったものを必ず殺すことのできる槍は 「グラム」でさえ適わないのである。    


北欧神話での最終戦争ラグナロクで神々と対峙するフェンリルという狼は世界を覆うほど大きく恐ろしい。  


そんな狼と戦うものが主神オーディンと【グングニル】である。  


戦いは苛烈を極め、最終的にオーディンが放った槍がフェンリルを貫いたが、怒り狂ったフェンリルに  オーディンと【グングニル】は飲み込まれた。  


後に世界は炎に包まれ、新しい世界が生まれることになる。  このフェンリルという狼はロキの息子という説もある。

- グングニルの属性 -

聖属性や光属性。神々の長、主神オーディンが使う武器は破壊力が強くなるルーン文字が刻まれた槍。冥界の魔力を使っているため。

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ「RAVE」にて主人公の親友として登場するハムリオ・ムジカ  銀を自由自在に変化させる能力を持つ銀術師『シルバークレイマー』  彼の必殺技に「銀槍グングニル」がある。言葉にすると単純だが、その槍で突く攻撃。

 

アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」にて主人公の立花 響が装備する聖遺物が「ガングニール」  北欧神話主神のオーディンが使う、必殺必中の矛先より作られたそうだ。  槍で戦うのではなく主人公は拳で戦う。  それは敵であっても分かり合うために手を伸ばす、主人公の気持ちがガングニールと共鳴し  自分自信を武器にすることで武器を持たない装備になっている。

 

アニメ・「ガンダムSEED」にてザフト軍が使用する電磁パルスを発生させる装置「グングニール」として登場する。 アニメ「史上最強の弟子ケンイチ」にて主人公の幼馴染・朝宮龍斗の技の一つに「グングニル」がある。  ラグナレク戦のラスボス。主神オーディンの異名を持つ。 タカラトミーが展開する「ゾイド」シリーズに登場するエナジーライガーの頭部に「グンニグルホーン」が付いており、  電撃を放つ。

その他の槍・戟の神武器