マック・ア・ルインとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

マック・ア・ルイン

水属性

種類

名前マック・ア・ルイン

所持者フィン・マックール

登場神話ケルト神話

属性水属性

武器制作者鍛冶師レイン

槍の息子

「マック・ア・ルイン」とは「槍の息子」を意味する名を持ち、フィンマックールが所持する愛剣と言われています。

名前の意味にもありますが、実は剣ではなく槍だった可能性もあります。

巨人の首を一太刀で斬り落とす切れ味を持っています。

水属性ダメージ

巨人の首を一太刀で斬れる攻撃。

切れ味が良すぎるのか、剣が伸びているのかは不明ですが通常ではありえない特殊攻撃です。

予想ですが剣(または槍)が自ら手を離れ、ひとりでに敵に向かうことが出来る武器だったのではないかと思います。

北欧神話に登場する勝利の剣は巨人を倒す武器として活躍しています。その剣は持つものが賢く、正しいものであれば

意思を持ち、ひとりでに敵を倒すとされています。

知恵者のフィンは自動で動く剣で巨人を倒したのかもしれないと予想します。

異名

蒼い剣

 

 

 

素材、作り方

不明

 

 

 

マック・ア・ルインの総合力

- マック・ア・ルインとは -

「マック・ア・ルイン」とは

「槍の息子」を意味する名を持ち、フィンマックールが所持する愛剣と言われています。

名前の意味にもありますが、実は剣ではなく槍だった可能性もあります。

巨人の首を一太刀で斬り落とす切れ味を持っています。

 

「フィン・マックール」とは

ケルト神話のフィニアンサイクル(フィンの物語群)の主人公とされています。

エリン(フィンランドの事を指す)の王コ―マックを初め、民や町を守るフィアナ騎士団の隊長です。

本名は「ディムナ」ですが、あだ名の「フィン」で呼ばれています。あだ名の由来は二つあり、

一つ目が金髪で色白であることから「フィン(金髪)」と言われる説と、

なまっちろい奴という意味で「フィン」と付けられている説の二つがあります。

マックールとは「クールの子」を意味しています。

金髪、白い肌、高い背の美しい容姿を持っている者として描かれています。

知恵や知識を兼ね備えた大英雄とされています。戦士として優れているだけでなく、

ハーリングと呼ばれる球技や水泳も得意な万能なものとして描かれています。

フィンの性格は大らかで人徳があり集団をまとめることの出来る高貴な心を持つとされています。

そんな彼を表す言葉が残されています。「黄金を森に落ちている木の葉の一枚の様に人々に分かち与え、

銀を海に浮く泡の一塊の様に惜しむことは無かった」

フィン・マックールは自身の美貌を自覚しています。わざわざそれを誇らしくするものではないと思ってはいますが、

利用できるものではあるとの考えを持ちます。

愛の多いフィン・マックールは聖杯に向けては「女難を直す」と願っています。

 

フィン・マックールの所持品を紹介します。

・鶴革の袋

フィアナ騎士団長の証と呼ばれる宝袋です。

腰に下げれる大きさではありながら様々な大きさの道具等を収納できる魔法の宝袋です。

・三本の魔槍

ビルガ・オルラスハラ(燃える黄金)・ムーインデルグ(赤い首)といった槍を所持しています。

その中のビルガと呼ばれる槍はダーナ神族(神)の鍛冶師レインが作ったと言われています。

槍の穂先は月光の様に蒼く輝き、三十ものアラビア産の鋲(釘)で飾られているそうです。

また、穂先を袋で被せておかないと勝手に血を吸おうとする魔槍だが、

槍の穂先を額に当てるとスズメバチの羽の音が聞こえて眠気を飛ばしてくれるそうです。

・マック・ア・ルイン

フィン・マックールは父から譲り受けた名剣と光の神ルーを救出する際に手に入れた隕石から

生まれた剣を所持していたとする伝承も存在しているそうです。

あくまで予想ですが、巨人と戦う際に使われた名剣「マック・ア・ルイン」が父から譲り受けたものではないかと思います。

・マント

炎を防ぐことのできるマントです。

 

フィン・マックールの能力をご紹介します。

・知恵をもたらす親指 

「大いなる知恵を与える知恵の鮭」の油をなめてしまったことで手に入れた魔法の力です。

たびたび親指をなめては謎を解いたり、未来や遠くの場所を見渡したりしたそうです。

・癒しの水

魔法の親指にしてしまった鮭から得たもう一つの能力です。

フィン・マックールが触れた水を飲ませればどんな病気やけが人も治せるそうです。

しかし死者は生き返らせることは出来ないそうです。

 

フィン・マックールが所持している誓約(ゲッシュ)

・自分に仕えたいと願う者を断ってはいけない。

・指輪を探す。

- マック・ア・ルインの逸話や伝説 -

「マック・ア・ルイン」にまつわるお話です。

実は「マック・ア・ルイン」が登場、活躍する事を確認できるシーンは一度だけです。

剣が登場する場面が記されている民話は「フィン、巨人国に行く」というエピソードです。

 

ある時、フィンの元に巨人国から不思議な力を持つ三人の男が現れます。

彼らはフィンが団長を務めるフィアナ騎士団と戦いたいと言っています。

フィンは自分がフィアナ騎士団の団長であることを明かさずに彼らを足止めし、

なぜ彼らが来たのかを知るために愛犬ブランと共に巨人国に向かいます。

すぐに巨人国の王と仲良くなったフィンは、

王が寝ずに毎晩戦っている海から訪れる巨大な化け物(大男)の元に王の代わりに向かいます。

二日目までは化け物をフィンが言いくるめて海へ引き上げさせますが、三日目の晩にとうとう戦いになります。

フィンの愛犬ブランは化け物(大男)に飛びかかって胸骨を攻撃します。そして心臓と肺をえぐり出します。

フィンは名剣「マック・ア・ルイン」を抜きはらい、化け物(大男)の首を切り落とします。

その首を持って王宮に帰りました。

 

物語はこれで終わりませんが、「マック・ア・ルイン」の名が登場するのはこの場面のみとされています。

ジェイコブズ著の文献では剣として登場していますが、槍であった可能性もあります。

名前の意味は「槍の息子」であり、他の文献にはフィンの愛槍として記述されている文献も残されている物もあるそうです。

- マック・ア・ルインの属性 -

水属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ等「fateシリーズ」に登場するフィン・マックールは「無敗の紫靫草(マク・ア・ルイン)」として登場、

活躍をしています。

武器の解説にはこう書かれています。

「邪悪な妖精へと零落した神霊アレーンを倒したとされる魔法の槍。2メートル以上ある両手槍。

自動攻撃機能を有するほかに、精神干渉を初めとする精神に働きかけるあらゆるマイナス効果を無効化できる効果を持つ。

真名解放すれば、祖先である戦神ヌアザの司る「水」の激しい奔流を伴う一撃を放つ。」と記されています。  

 

アニメでの登場は他に確認できませんでしたが、

ゲーム等での登場をいくつか確認できたのでご紹介します。

ゲーム「ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス」にて「マック・ア・ルイン」が登場しています。

槍として登場しており、属性は水です。

 

下記のようなドラマやアニメで使用されています。

ゲーム「白猫プロジェクト」にてダグラスというキャラクターの専用武器として

「マック・ア・ルイン」が剣として登場しています。

ゲーム「ブレイブソード×ブレイブソウル」にて擬人化させて「マック・ア・ルイン」が登場しています。

剣の説明には「時空間に干渉し、星を降らせることが出来る魔剣」と書かれています。

もしかしたらフィンが持つ隕石から生まれた剣をモチーフに描かれているのかもしれません。

ゲーム「モンスト」にて登場するキャラクター「フィアナ騎士団長 フィン」が持つ剣が

「マック・ア・ルイン」が描かれているのではないかと予想します。

槍ではなく剣を持たせているのですが、見た目はかなり禍々しく、神話に登場するフィンとは違いダークな感じです。

属性も闇です。

その他の槍・戟の神武器