ブラドッドの翼とは？登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

- ブラドッドの翼の逸話や伝説 -

ブラドッドの翼についてお話ししていきます。

 

ブラドッドは他の人を思いやる心優しい王でした。しかしバースを作り、

温泉を生み出すと次はネクロマンシー（死者や霊を介した魔術または占い）に熱心になります。

そのネクロマンシーでブラドッドは自分が飛ぶための翼を作ります。

現在はロンドンがあるトリノヴァントムにあるアポローン神殿まで飛び立ちます。

勢いよく飛ぶことに成功しましたがブラドッドは死者や霊が宿る翼に精神を侵され

壁に思い切りぶつかり死んでしまいます。（あるいは墜落、首の骨が折れた）

 

イカロスの翼についてお話ししていきます。

 

ギリシア神話にて登場する伝説的な大工ダイダロスの息子イカロスは

王を不機嫌にさせてしまい、親子で迷宮（または塔）に幽閉されてしまいます。

二人はどうにかして脱出するために鳥を捕まえて羽を取り、それを蝋（ろう）に付けて翼にしていきます。

その後完成した翼で空を飛び親子二人はついに脱出することが出来ました。

ダイダロスはイカロスに「蝋（ろう）は湿気と熱に気を付けなければならない。海と太陽には近づくな」

しかしイカロスは飛べるようになったことで自らを過信し太陽（アポロン）にも到達できるといいます。

そしてイカロスは太陽（アポロン）を目指して飛んで行ってしまいます。

その結果熱で蝋（ろう）を溶かされて飛べなくなったイカロスは墜落死してしまいました。

 

このにはいくつか不明点があります。まずイカロスやブラドッドに死因は様々あります。

イカロスの死因の一つに空を飛ぶ場面が無く、船から落ちて溺死の説など

死因の不確定もブラドッドのお話と類似しています。

もう一つ類似しているのはブラドッドとイカロスの話にはアポロンと死が絡んでいます。

イカロスの物語の教訓は人間の傲慢さが自らを破滅に導くという戒めを描いています。

ブラドッドの翼のお話も人間の傲慢さで自らを破滅に導くという意味が込められていると思います。

どちらもテクノロジー批判が込められていると記されているものもあります。

しかし別の見方をすればイカロスやブラドッドは自らの手で翼を作り飛び立つことのできた勇気や決意を示すお話だと

語る人もいるようです。

- ブラドッドの翼の属性 -

ネクロマンシーから闇属性と推測されます

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ

での活躍は確認できませんでした。

イカロスは「そらのおとしもの」にて白い天使のような翼を持つ少女（エンジェロイドタイプα）として

登場・活躍しております。

 

ゲーム

「聖杯戦争TRPG」にて神話にてブリオンの王であるブラドッドを元ネタにしたキャラクターが登場しています。

このキャラクターが持つ宝具に「闇より飛翔せし滅びの屍翼（二ザフィヨル・ウィング）」という

死霊術を使い生み出した超高速飛行宝具として紹介されており、説明には

死者のエネルギーを取り込むことで稼働し、自由自在に空を飛ぶことが出来る。少しでも気を抜くと

制御できない速さで飛ぶことになる。