チェトとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

チェト

光属性

種類護符

名前チェト

所持者古代エジプト女性

登場神話エジプト神話

属性光属性

武器制作者古代エジプト人

イシスの結び目

チェトとは、「生命」を意味しており古代エジプトにおいて女性が身に着ける護符、または布でありました。

「イシスの結び目(神の衣類を固定する結び)」として知られており、イシスとはエジプト神話における豊穣の女神の事を

指しています。女性の為の護符として使われましたが、後にミイラと共に入れられるお守りにも使われました。

加護 厄除け

チェトに目立った特殊能力はありませんが身に着けることで生命を活性化させ、聖なる加護を得ると考えられています。

女性が身に付けることで効果は大きく現れるとされています。チェトの加護の効果は遺跡だけでなくミイラを入れる墓にも

彫刻などで表されています。それだけイシスの加護の力を信じられてきた証であります。

異名

イシスノット

イシスのガードル

イシスの血

アンク

素材、作り方

元々は女性の月経の時に使用される布の事や、体に巻き付けた布の結び方の事をチェトとされているため

素材等は古代エジプトで使われた亜麻と呼ばれるものだと予想します。

ミイラと一緒にに入れられていたチェトは石やレンガなどから作られたと考えられます。

チェトの総合力

- チェトとは -

チェトとは、「生命」を意味しており古代エジプトにおいて女性が身に着ける護符、または布でありました。

「イシスの結び目(神の衣類を固定する結び)」として知られており、イシスとはエジプト神話における豊穣の女神の事を

指しています。女性の為の護符として使われましたが、後にミイラと共に入れられるお守りにも使われました。

チェトは「福祉」を意味することもあります。ヒエログリフと呼ばれる神聖文字にあるアンクをしばしば連想させます。

 

アンクとは、古代エジプトで使用された「生命」を意味する言葉として護符や装飾として使われていました。

その見た目や用途からエジプト十字とも言われており、チェトとも関係、関連がある言葉として知られています。

アンクは死者を一度だけよみがえらせる効果があるとされており、現世と来世の境界を越えるための通行証として

古代エジプトでは信じられており護符とされてきました。

 

イシス(isis)とは、エジプト神話における豊穣の女神であります。

ホルスとアヌビスを生んだ神としても知られており、古代エジプトで最も崇拝された女神であります。

イシスは処女のままホルスを身ごもったとされている為、信者は女性のみで考えられていました。

崇拝者たちは純潔を守る事を教義としたため男性たちから批判を受け衰退していきます。

後にイシスは聖母マリアとしてエジプトにキリスト教が伝わって来た時に考えられ崇められました。

 

ジェド柱とは、女神イシスが夫オシリスの死体を隠した時に使った木の幹を表したもの、またはオシリス神の背骨と

されており、オシリス神の復活・再生を表す護符であります。

たびたびミイラが入った墓にチェトを持つ手と反対の手にジェド柱が持つ彫刻が確認されています。

これはチェトがミイラを守り、ジェド柱がミイラとなった死体が復活をすることを祈り記されたものだと考えられます。

- チェトの逸話や伝説 -

豊穣の神イシスの結び目と言われる護符、チェトにまつわるお話です。 

 

チェトは女神イシスを、ジェド柱はオシリス神を象徴するものであるため古代エジプトでは

様々なものに彫刻、装飾、文字として使われてきました。

チェトはイシスの結び目としてイシスと強い関連を持つとされています。

 

チェトの形状はアンクとよく似ており、「生命」という意味も似ています。

アンクとの違いは、両側の腕のような部分が下を向いており、その形は富と生命を意味するとされています。

紀元前1550年〜1070年の初期王朝時代にはチェトの形にした護符がミイラと共に埋葬されるようになりました。

 

死者の書156章によると、ミイラと一緒に赤碧玉の入ったチェトが共に埋葬されるべきだとされています。

それは、赤碧玉の入ったチェトがミイラになった死者にイシスの加護を与えて墓荒らしをする者を避けるとされています。

王朝時代が終わるまでチェトは死体のミイラの胴体上部に入れられていました。

 

ほとんどのミイラに赤碧玉の入ったチェトが入れられましたが、赤碧玉ではないチェトも存在していました。

古代エジプトにおけるセラミックを使い、そのほとんどが青か緑色をしたガラスのようなものがチェトに入れられていました。

その色は生命の復活を意味しており、ジェド柱と同じ意味を持つとされています。

一つで二つの意味を持つ便利なチェトであります。

 

古代エジプトの女性が着用するマントルと呼ばれる結び目の事をチェトやイシスノットとして呼ばれていますが、

それはヘレニズムとローマ時代にたびたびイシス象にそのイシスノットと言われるものが現れた為にチェトと

呼ばれていますが、ミイラに入れられる護符のチェトとはあまり関連はありません。

 

このようにチェトは古代エジプト女性から始まりミイラまで様々なものを加護する護符、またはお守りとして

使われ、崇められ、記されてきました。女神イシスがチェトになって現代までミイラを守り続けたのかもしれません。

- チェトの属性 -

聖属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメにてチェトが登場している事は確認できませんでした。

 

ゲーム

「ペルソナ」にてチェトは登場していませんがイシスが登場しております。

人間の心の奥底に潜むもう一人の自分としてシリーズ全般に登場するそうです。

褐色の肌に、翼のような袖を持つ姿で登場しております。

 

「女神転生」にてイシスが悪魔として登場しております。

砂漠の魔界デザートランドを統治する魔王をしておりエジプトの女神イシスをモチーフに作られていることが

少し分かります。

 

「パズル&ドラゴンズ」にて水属性のエジプト神モンスターとして登場しております。

かなり美人で愛らしく描かれているためにイシスのイラストのファンも多いとみられます。

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