カラドボルグとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

カラドボルグ

雷属性

種類西洋剣

名前カラドボルグ

所持者フェルグス・マック・ロイ

登場神話ケルト神話

属性雷属性

武器制作者不明

稲妻の一撃

カラドボルグとは、ケルト神話に登場する伝説の剣であり、

エクスカリバーの原型ともされております。

 

フェルグス・マク・ロイヒが所持する武器であり、

名前には「硬い稲妻」「稲妻の一撃」の意味を持つとされています。

神話では伸縮自在の剣であり、

丘を3つ連続で切り飛ばした伝承も残っております。

伸縮自在 光を帯びる

魔力を帯びた魔剣であるカラドボルグは

刀身を一瞬にして無限に伸ばす事が出来る能力を持っているとされています。

この剣の前ではお互いの距離などに意味はなく、

全ての距離で相手を仕留める事が出来ると考えられます。

異名

硬い稲妻 

稲妻の一撃 

エクスカリバーの原型

素材、作り方

詳しい作り方や素材は不明です。

当時のケルト人から予想できる形状は、両刃の片手剣であると考えられます。

そしてエクスカリバーの原型であるとされる為、

同じ能力があるのではないかと考えられます。

だとすれば所持している人物は無敵であると考えられます。

カラドボルグの総合力

- カラドボルグとは -

カラドボルグとは、ケルト神話に登場する伝説の剣であり、

エクスカリバーの原型ともされております。

 

フェルグス・マク・ロイヒが所持する武器であり、

名前には「硬い稲妻」「稲妻の一撃」の意味を持つとされています。

 

神話では伸縮自在の剣であり、

丘を3つ連続で切り飛ばした伝承も残っております。 

 

フェルグス・マク・ロイヒとは、ケルト神話、アルスター物語群にて登場する

元アルスタの王であり、英雄クーフーリンの養父であり、剣の師であります。

 

戦いと宴と女をこよなく愛し、

盟友との誓約(ゲッシュ)を重んじる篤実さを供えた

アルスター神話の豪傑にして好漢であります。

 

彼については「耳から唇の間は7フィート、目と目の間は拳7つ分、

鼻の長さは拳7つ分、唇の幅は拳7つ分、

彼の頭を洗うには1ブッシェルの水を必要とし、

その男根の長さは拳7つ分、1ブッシェルの鞄よりも大きい陰嚢を持ち、

妻であるフリディッシュがいなければ彼を満足させるには

7人の女性を必要とし、7匹の豚と樽7杯のエールと7匹の鹿を平らげ、

700人力の持ち主であった」とされる伝承が残っております。 

 

アルスター物語群とは、ケルト神話、

アイルランド神話の4大サイクルの一つであります。

主要な登場人物がアルスター国の王や戦士と言った

関連人物である物語を集めた分類であります。

 

その中でも代表的なエピソードにカラドボルグも登場している

「クーリーの牛争い」があります。 

 

クーリーの牛争いとは、 

ケルト神話、アルスター物語群の中心となるエピソードの一つであります。

 

アルスター王国とコナハト王国との間に起きた7年にわたる戦争と、

雄牛ドン・クアルンゲを得んとする女王メイヴ、

そしてそれに立ち向かう若き英雄クー・フリンを描いた物語であります。

 

カラドボルグの登場は「クアルンゲの牛捕り」で、

フェルグスがアルスターを義憤から裏切って敵軍であるコナハトに付き、

「クーリーの牛争い」にて怨敵であるクルフーア王を前にした時であります。

この時に一瞬、カラドボルグが魔剣としての力を発揮しております。

- カラドボルグの逸話や伝説 -

エクスカリバーの原型ともされているカラドボルグについてのお話です。 

 

ケルト神話にて豪傑として知られる、

英雄フェルグス・マック・ロイの愛剣がカラドボルグであります。

 

伝承では記述されている部分は少なく、

確かなことはあまりわかってはおりませんが、

非常に強い能力を持った魔剣であると考えられています。 

 

エクスカリバーの原型になったと考えられる所以は、

カラドボルグをウェールズ語で読むと「カラドヴルフ」となり、

エクスカリバーのウェールズ語での名前と同じになる所から

同一視をされるようになったとされています。

 

このカラドボルグが活躍するエピソードに

「クーリーの牛争い」があります。 

 

この「クーリーの牛争い」は、

アルスターと反アルスター連合による大戦争の事であり、

それぞれの軍の総司令がフェルグスとクー・フーリンでありました。

 

かつての師であり、

教え子であった二人が戦いをしなくてはいけなくなるのですが、

ゲッシュ(誓約)によって争いは落ち着いて行きます。

 

しかし、このゲッシュのせいでフェルグスは

「臆病者」や「裏切り者」など呼ばれるようになり、

戦士としての誇りに傷が付きます。 

 

メイヴと呼ばれる人物が

フェルグスの誇りを取り戻させる為に再び出陣を要請します。

 

その要請にやむなくフェルグスは応じて

息子の仇であるアルスターのコンフォボル王の軍勢との

争いに身を投じていきます。 

 

三度もの突撃を仕掛け、百人の戦士を屠り去り、

遂にコンフォボル王に肉薄しました。 

フェルグスはカラドボルグに魔力を込めて斬撃を三度、王に浴びせます。

 

魔盾オハンで耐え忍ぶコンフォボル王に膝を付かせる所まで行きますが、

あともう少しのところでコンフォボル王の子息に涙ながらに静止された為に

やむを得ず攻撃を止めましたと。

 

その悔しさにフェルグスは王の首の代わりに、

そこから見えた向かいの丘の頂三つをカラドボルグで切り崩したという

伝承が今も残っております。

- カラドボルグの属性 -

雷属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ 

「Fateシリーズ」にて登場するアーチャーが所持する武器として

カラドボルグが登場しております。

 

その名前は「偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)」であり、

剣としてだけでなく、弓矢としても使われています。 

 

ゲーム 

「Fate/Grand Order」にて登場するフェルグス・マック・ロイが、

カラドボルグの持ち主として登場しております。

 

作中でのカラドボルグの使い方は地面に刺して使っています。

見た目はドリルのようなデザインで、投射しやすいようもされています。 

 

「グランブルーファンタジー」にてカラドボルグが登場しております。

この作品では光属性にて登場しており、

同属性の攻撃力上昇の能力を持っています。

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