オートクレールとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

オートクレール

光属性

種類西洋剣

名前オートクレール

所持者パラディン・オリヴィエ

登場神話ローランの歌

属性光属性

武器制作者不明

純潔

オートクレールとは、

ローランの歌にて登場するパラディン・オリヴィエの持つ剣であります。

アーサー王伝説に登場するランスロットが持つアロンダイトと

呼ばれる剣と同一視をされています。

光を纏う 強固

非常に頑丈な刀であり、

エクスカリバー、デュランダルと打ち合っても折れることがありません。

謎が多い聖剣の為に固さ以外の能力は不明であります。

ゲームなどでは光属性で登場している事が多いです。

異名

アロンダイト 

アルタキエラ 

素材、作り方

詳しい素材や作り方は不明です。

刀身は茶褐色、柄は黄金,柄頭に水晶がはめ込まれた剣で、

名前の意味は「純潔」となっていることから

刀身は細身のシルエットではないかと考えられます。

オートクレールの総合力

- オートクレールとは -

オートクレールとは、

ローランの歌にて登場するパラディン・オリヴィエの持つ剣であります。

 

アーサー王伝説に登場するランスロットが持つアロンダイトと

呼ばれる剣と同一視をされています。

 

優美な剣として伝承に記されており、刀身は茶褐色、柄は金色、

柄頭には水晶が飾られていたとされています。 

 

パラディン・オリヴィエとは、

ローランの歌においてシャルルマーニュに仕えていたとされる人物で、

非常に優れた剣技を持っています。

 

「ローランの歌」の主人公・ローランはシャルルマーニュ(カール大帝)の

甥でフランスの英雄。

オリヴィエはローランの親友で、シャルル十二臣将のひとりとされています。

 

思慮深く知将的な彼は、

ローランをその頭脳と勇気でたびたび助けています。 

 

アロンダイトとは、

アーサー王伝説に登場するランスロットが持つ剣とされています。

オートクレールと同一視をされている経緯には、

オリヴィエはハンプトンのビーヴィス卿の末裔(まつえい)であります。

 

ビーヴィス卿は円卓の騎士ランスロット卿の佩刀アロンダイトを

何らかの形で入手したとされる人物で、

後に時を経て「オートクレール」と名前を変えて

受け継がれたとされています。 

 

ローランの歌とは、フランスを代表する叙事詩ともされています。

シャルルマーニュの甥であるローランを称える叙事詩であります。

主人公ローランの親友はオリヴィエであり、

二人は良きライバルとしても記されております。

- オートクレールの逸話や伝説 -

ローランの歌に登場した聖剣オートクレールにまつわるお話です。 

 

ローランの歌で語られたオートクレールは美しい剣とし描かれており、

そのシルエットは鍔(つば)金で柄(つか)には水晶が

飾られているとされています。 

 

オートクレールを持つパラディン・オリヴィエは、

主人公ローランの親友であります。

主人公ローランの持つ剣デュランダルは聖剣として描かれており、

非常に固く、鋭い剣として記されております。

 

実はローランとオリヴィエは一騎討ちをしており

互角の戦いをしたとされています。

その戦いは長年継続したシャルルマーニュとその臣下ジラールとの紛争が、

遂に双方の勇士による一騎打ちにより決着されることと

決まった為であります。

 

それぞれの代表にシャルルマーニュ側はローラン。

ジラール側はオリヴィエが選ばれました。

二人の戦いは苛烈を極めましたが、神の介入により未決に終わります。

 

天使は二人に、相争うのでなく、

手を取り合ってスペインへと侵攻することを命じたのであります。

 

ローランの持つ聖剣と打ち合ッても刀こぼれ一つしなかった

オートクレールも非常に優れた剣であると考えられています。 

 

そのオートクレールを扱うオリヴィエも実は

主人公ローランよりも武功を上げた人物であります。

彼は「智将」と呼ばれる事が多いが、

凄まじい剣技を持った猛将であると考えられます。

 

その訳はロンズヴォー峠の戦いにおいて確認出来ます。

オリヴィエはその戦いに当初槍を使って戦いました。

 

ローランになぜオートクレールを使わないのか聞かれるとオリヴィエは

「剣を抜く暇が無いぐらい敵がいる」と言って、

槍がただの棒になるまで戦いました。

 

そして槍が使えなくなってついにオートクレールを抜き、

槍を使ってた時以上に敵を倒して行きます。

しかし敵の数は自軍の約5倍もいたので戦況は徐々に厳しくなっていきます。

 

オリヴィエは敵の兵マルガニスに背中を槍で刺されて

致命傷を負ってしまいます。

オリヴィエは死を覚悟して今まで以上の動きを見せて

マルガニスを打倒します。

 

しかしオリヴィエはその戦闘でおびただしい血を流して

フラフラとなりながら剣を振るっていると、

ローランの被っていた兜を叩き割ってしまいます。

 

それに驚いたローランはオリヴィエを見ると

「ローランよ、私はもう前が見えないのだ。すまない」と話した後、

また敵陣に向かい最後までは戦い、死にました。

その武功は主人公ローランを超えております。 

 

このオートクレールはアーサー王伝説に登場するランスロットが持つ聖剣、

アロンダイトと同一視をされています。

 

アロンダイトは魔剣に一度なったとされていますが、

オートクレールとなってオリヴィエが持つときには

再び聖剣として蘇ったのだと考えられます。

- オートクレールの属性 -

聖属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメにてオートクレールの活躍を確認出来ませんでした。 

 

ゲーム 

「ファイヤーエンブレムシリーズ」にて斧として登場しております。

作中では、アカネイアの三種の神器と同等の力を持つとされています。 

 

「ロマンシングサガ2」にてドロップ確率推定1%の大剣として

登場しております。 

 

「グランブルーファンタジー」にて登場するオートクレールは、

解説に「心を癒やす調和の光はいついかなる時も主を見捨てず、

消えることの無い絆を讃え続ける」と記されております。 

 

トレカ 

「遊戯王」にて「焔聖剣オートクレール」とされる

装備魔法カードとして登場しております。

双剣として描かれたオートクレールは炎の様な色とデザインをしています。

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