ネァイリングとは、古英語の英雄譚である「ベーオウルフ」に登場するベーオウルフがもつ名剣とされています。
ネァイリングの語源は「爪」とされており「シズレクサガ」に登場するナーゲルリングという剣と対応していると
言われています。名剣として語られていますがベーオウルフの腕力のせいでドラゴンとの戦いの最中折れてしまいます。
シズレクサガにおいてネァイリングはドラゴンの戦いで所持者であるベーオウルフの腕力が強すぎて
折れてしまう悲しい名剣であります。古の素晴らしい剣ではあると書き記されていますが特殊能力などは不明です。
ファイナルファンタジーシリーズに登場するネァイリングは強化数に応じて攻撃力が上がるようです。
素晴らしい古の名剣
鋭い古の家宝
光り輝く古き灰色の剣
詳しい作り方・素材等は不明ですが、
名前の意味に「爪」があるのでそれに由来する形状や素材を使っていると予想します。
古の時代に作られているネァイリングはドワーフや神々が作ったのかもしれません。
ネァイリングとは、古英語の英雄譚である「ベーオウルフ」に登場するベーオウルフがもつ名剣とされています。
ネァイリングの語源は「爪」とされており「シズレクサガ」に登場するナーゲルリングという剣と対応していると
言われています。名剣として語られていますがベーオウルフの腕力のせいでドラゴンとの戦いの最中折れてしまいます。
英雄譚などでは「鋭い」「光輝く」「力強い」あるいは「古の素晴らしい名剣」「古の家宝」「古き灰色の」
などたびたび称揚されています。
英雄譚ベーオウルフとは、英語学最古の伝承の一つで英雄ベーオウルフの冒険を語る英雄譚であります。
約3000行もある古英語の文献は言語学上貴重な価値のある文献とされています。
内容はデンマークを舞台として巨人のグレンテルやドラゴンを退治するなど
ファンタジーの源流となった内容もあります。
成立したのは8世紀~9世紀と言われており、これを現代まで伝えてきた写本は一つとされている。
グレンデルとは、外見は醜い巨人で性格も残忍であります。住処は沼地、湖とされ
「カイン(キリスト教などで登場する人類最初の殺人を犯したとされている人物)」の末裔と言われている。
ベオウルフの物語の前半に登場しています。
グレンデルがベオウルフに片腕をもがれるなど、ここでも腕力のすごさが語られる場面があります。
ナーゲルリングとは、シズレクサガに登場する剣で、英雄ハイメが主人公ディートリッヒにもらう剣であります。
詳しくは不明ですが「ネァイリング」と対応する剣として記されています。
シズレクサガに登場するナーゲルリングも巨人の首を一撃で刎ねています。
英雄譚ベーオウルフに登場するネァイリングにまつわるお話です。
第一部
デンマークの王フロースガールは沼地(または湖)の近くに宮殿を建てて、それを祝うための祝宴を連夜開きました。
そのにぎやかな音がカインの末裔とされている巨人グレンデルを怒らせます。
毎日祝宴が終わった夜に一人をグレンデルが殺します。王は12年物間毎日グレンデルからの襲撃に苦しみます。
その噂を聞きつけたベーオウルフは王のもとへ宮殿に訪れます。
そして深夜を待ちグレンデルと一騎打ちをします。
ベーオウルフはグレンデルとの戦いに剣を忘れ素手で戦いますが、グレンデルの片腕をもぎ取ります。
グレンデルは逃走し母に伝えます。グレンデルよりも恐ろしい母がベーオウルフに復讐に来ましたが
愛剣「ネァイリング」を持ったベーオウルフの前にはグレンデルの母もグレンデルも手も足も出ず
首を刎ねられます。
第二部
ベーオウルフは王となり、年を重ねました。
彼は国をしっかりと治め平和を維持してきましたがある時問題が起こります。
宝を奪われて怒ったドラゴンが民を襲い始めたのです。
ベーオウルフは自身の腕力でしか持つことができない巨大な盾を作らせ
愛剣「ネァイリング」を持ちドラゴン退治に向かいます。
王ベーオウルフはドラゴンに引けを取らない強さを誇りますが、戦いの最中に名剣「ネァイリング」が
折れてしまいます。折れた理由はドラゴンが固かったのではなくベーオウルフの腕力が強すぎて
剣が耐えきれなかったと記されています。
それでもベーオウルフは相打ちの形でドラゴンを倒し、手に入れた宝を眺めながら息を絶えます。
その場に残された12人の部下はその宝と一緒にベーオウルフを葬ったそうです。
無属性
アニメ
映画「ベオウルフ/呪われし勇者」2007年に上映されたアメリカの映画で「英雄譚ベーオウルフ」を現代風にアレンジし
長大なストーリーをダイジェスト化して表現されています。
ゲーム
「Beowulf」
上記の映画と同時期に発売されたアクションゲームで
自身の操作で英雄ベーオウルフを操作でき、その世界観を楽しめます。
ネァイリングも登場すると予想します。