ティルフィングとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

ティルフィング

闇属性

種類西洋剣

名前ティルフィング

所持者スウァフルラーメ

登場神話北欧神話

属性闇属性

武器制作者ドワーフ

呪われた剣

ティルフィングとは、北欧神話にて登場する魔剣であります。

魔法の剣というよりも呪われた剣であり、

栄光と破滅をもたらす剣として知られています。

願いを叶える 呪い

剣としての出来も非常にすぐれており、

使用者の望みを3回叶えてくれる奇跡の剣であります。

しかし鞘から抜くたびに必ず一人の命を奪い、

3回の望みを叶えたあとは使用者を必ず殺す呪いがかけられた魔剣であります。

魔力を持って相手に放つ事も出来るとされています。

異名

ドワーフが作りし魔剣 

呪われた剣 

栄光と破滅をもたらす剣

素材、作り方

素材や作り方は詳しい記述がなくわかっておりません。

形状は、柄が黄金で出来ており、

刀身はギラギラと異様なまでの輝きを放っていたとされています。

その輝く刀身にはルーン文字が刻まれており、

呪いの招待では無いかと考えられます。

ティルフィングの総合力

- ティルフィングとは -

ティルフィングとは、北欧神話にて登場する魔剣であります。

魔法の剣というよりも呪われた剣であり、

栄光と破滅をもたらす剣として知られています。

 

剣が生まれた経緯は、

主神オーディンの末裔スウァフルラーメという王が

ドヴァリンとドゥリンと呼ばれるドワーフを捉えた際に、

命を救う代わりに要求して作られたとされています。

 

王は二人のドワーフに無茶な注文をしており、

「鉄を紙のように切り裂き」「錆も刃毀れもしない」

「狙いを外さない魔力を持っている」といった要望をしています。

 

しかし二人のドワーフは生き残る為に

この要望を全て聞き入れて作ったのがこのティルフィングであります。

 

剣は黄金の柄・鍔・鞘・ベルトで、

刀身は暗闇でも怪しい光で輝くとされています。

そしてルーン文字が刻まれており魔力を持っています。

しかし彼らは要望を全て聞き入れて剣を作ってはいませんでした。 

 

ドワーフとは、架空の存在ではありますが、

たびたび神話や童話にて登場する人間よりも背丈が小さい種族であります。

その殆どの作品では鍛冶技術が高いとされ描かれています。

 

北欧神話に置いてドワーフは闇の妖精ドヴェルグと称されており、

太陽の光に弱いそうです。 

 

スヴァフルラーメとは、北欧神話の古エッダ・サガに登場する

主神オーディンの末裔で王であります。

 

物語では二人のドワーフを捉え魔剣ティルフィングを作らせます。

その剣を持って戦場にて勝利を収めますが、

アルングリムと戦ったときに剣を奪われ、

これで刺されて命を落としました。 

 

オーディンとは、北欧神話にて主神であり、戦争と死の神であります。

魔術に秀でており、知識を蓄えることに貪欲であります。

知識を得るためには自分の目や命を差し出すこともあります。 

 

ルーン魔術とは、北欧神話にてルーン文字を用いて行われる魔術であります。

物語では武器に刻んでいたりする事をたびたび確認できますが、

単純に詠唱、歌唱をして使用される事もあります。

- ティルフィングの逸話や伝説 -

北欧神話にて知られる伝説の魔剣ティルフィングにまつわるお話です。 

 

北欧神話にて登場したティルフィングは

魔剣と言う名が相応しい剣であります。

この剣を所持するものは栄光と破滅をもたらし、

剣の魔の力に魅了されながら必ず死を迎える恐ろしい剣であります。 

 

主神オーディンの末裔であるスヴァフルラーメ王はある時

二人のドワーフを捕らえます。

その二人の名は「ドヴァリン」「ドゥリン」といい、

王は二人に脅迫をします。

 

「命を助けて欲しければ決して錆びることがなく、

石や鉄をやすやすと切断し、さらに戦いに必ず勝利する剣を作るのだ」

と無茶な要望をしました。

 

二人のドワーフは助かるためにその難題を聞き入れて剣を作ると

王の命令を聞き入れました。

そうして出来上がった剣がティルフィングであります。

 

その剣は刀身以外を黄金で作られ、

刀身は夜闇でも妖しい光をギラギラと放つ剣でありました。

その刀身にはルーン文字が刻まれ、魔剣を表していました。

 

その見事な出来栄えに王は喜びます。

しかし二人のドワーフは望んで作った剣ではないため、

ティルフィングには呪いの魔法をかけていました。

 

それは鞘から抜くたびに必ず一人の命を奪い、

3度の願いを叶えるますが、

その後持ち主は必ず滅びるという呪いを込めて作られていました。 

 

そんな事は王が知る由もなく戦争に出掛けて行きました。

その最初の戦争で王は完全な勝利を収め、剣の出来をより確かめます。

 

その後もいくつかの戦争に向かい勝利を収めてきましたが、

ある時の戦争にアルングリムという男が率いる軍と戦う事になり、

そのアルングリムとの一騎打ちになった際に王の命は終わります。

 

ティルフィングの剣がアルングリムの盾で滑り、

ティルフィングは王の手から離れ地面に刺さってしまいます。

それを見たアルングリムにすかさずティルフィングを地面から抜き取り

スヴァフルラーメ王を斬りました。

 

ティルフィングの第一の所有者の最後でありました。

その後アルングリムもティルフィングの呪いによって災厄を被り死にます。

その後剣をアルングリムの長男が受け継ぎますが、

戦争で命を落とします。

 

その後も剣を巡って何人もの人物が

ティルフィングの呪いによって命を落としています。 

 

もう一つの神話にティルフィングは

主神であるオーディンすら恐れる魔剣であったとされています。

ヘルドレイクという人物がティルフィングを所有していた時にオーディンは

ヘルドレイクの父と知恵比べをした時の話であります。

 

主神であるオーディンの質問にヘルドレイクの父は

全て答える事が出来ました。

オーディンは知恵で負けることを認めきれないので

人間が知る由もない神々の世界の事を問題にしました。

 

ヘルドレイクの父はその問題も聞いてすぐに

質問を出す男の事を人間ではないと気付き、

側にあったティルフィングで襲いかかります。

 

ティルフィングが相手とあってはオーディンも危険だと察知して

鷹に変身して逃げてしまいました。

その際に尻尾を切り落とされた為に猛禽類の尾は短くなったそうです。

- ティルフィングの属性 -

闇属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメでの活躍を確認出来ませんでした。 

 

ゲーム 

「ファイヤーエンブレムシリーズ」にて登場する神器に

ティルフィングがあります。

ダーナ砦の奇跡の時に聖戦士バルドが竜族から

授かった聖剣だとされております。 

 

「ファントムオブキル」のメインヒロインとして

ティルフィングが擬人化して登場しております。

解説には、

元ネタに北欧神話の願い事を叶えるたびに

命を奪う魔剣と記されております。 

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