「エリムサルエ」とはエンヘドゥアンナ王女の神殿賛歌にザババ神の神殿をたたえる歌があります。その歌の中では、
ザババ神の像には両脇に、2本の戦闘用メイス、「エリムサルエ」「クルドゥブバ」が携えていると記されていて、
愛用の武器であったと思われます。
「戦姫絶唱シンフォギアG」での「イガリマ」は山を斬り拓くことすら出きる斬撃を放つと記述されていて、
遠距離の敵も斬撃にて攻撃出来たのではないかと考えます。
カーミ・ターミス
イガリマとシュルシャガナ
詳しく記されている文献がないため不明です。
スマホゲーム「アストメモリア」では
破槌エリムサルエという武器が
アダマンタイト鉱石で出来ているそうです。
「ザババ神」とは古代バビロニア北方の都市キシュの都市神である。「石を粉砕するもの」の異名を持ちます。
戦いの神、軍神と言われていて、条約・誓約の神でもあります。
配属神は、豊穣の女神イナンナと愛と美の女神イシュタルと記されています。
「イガリマとシュルシャガナ」とはメソポタミアの神、二ンギルスの息子たちです。神として登場しますが、
文献によってはザババ神が振るった武器として登場しているものもあります。
2本のシミターで、右手にライオンがモチーフの、左手には鷲がモチーフが描かれているそうです。
それぞれ神が宿る武器として人格化、神格化されています。
「シュルシャガナ」メソポタミアの都市、ラガシュ市の都市神二ンギルスとババ女神(文献によってはイシュタルともいわれて
います。)
の間に生まれた下位の神で長男、次男が「イガリマ」です。
「シュルシャガナ」の意味は「彼の愛する青年」
「イガリマ」はグデアの神殿賛歌・シリンダーB、944~956行に「彼の愛する息子」「ギルスの代官」「偉大な門」
と記されています。その他には「オーロックスの門」とも呼ばれています。
古代のメソポタミアでは、神殿や武器が神格化され、その主の神の家族や眷属として崇拝される場合があります。
「イガリマ」は二ンギルス神殿の門が神格化されたものだともいわれています。
「イガリマとシュルシャガナ」は別の文献で古代都市ニップルの女神ニン・二ニブと二ヌルタの息子たちとしても描かれたり、
明確なあり方が定まっていません。
「カーミ・ターシス(誓いを立てたものを結びつけるもの)」とはザババは条約・誓約の神としての一面も持っており、
戦いの神として王の遠征を守護することから持っていたとされる武器の名前が「カーミ・ターシス」と記されています。
詳しい文献が無い為、どのような武器か不明。
「エリムサルエ」「クルドゥブバ」における記述された文献が少なく逸話や、伝説が残っていません。
また「ザババ神」や異名で記している「イガリマとシュルシャガナ」なども目立ったストーリーがなくて、
使われていた武器の形状もあやふやな事から、正確なことが記されていない架空の武器であると考えます。
間違っているかもしれない情報をそのままにしているため正しい文献がどれかわかりません。
文献等がまだ翻訳されていないか、もしかしたら初めから神話には武器にまつわるエピソードは無いのかもしれません。
「イガリマとシュルシャガナ」は武器として扱われている記述はなく、神として言及されています。
しかし「戦姫絶唱シンフォギアG」に登場している、月読調と暁切歌の纏うシンフォギアの元となる聖遺物の名が
「イガリマ」と「シュルシャガナ」としてでており、作中では「シュメールの女神ザババが振るった二刀」「紅刃シュルシャガ
ナと碧刃イガリマ」として描かれています。
もとになった神話の中でザババは男神でありイガリマとシュルシャガナも男だったことから、
情報源に誤りがあったのではないかという説があります。
また刀として描かれているのも同じ情報源の方がシミターと記しているからだと予想します。
火属性や死属性
「戦姫絶唱シンフォギアG」に登場します。
暁切歌が使う武器が、ザババ神が振るったとされる二刃の一つ「碧刃イガリマ」と月読調が使う武器が「紅刃シュルシャガナ」
「碧刃イガリマ」は魂を切り刻むことができる翠の大鎌。
「紅刃シュルシャガナ」と対になる武器であるため、2つの刃を重ねることで相乗的に威力を高めることができる。
「紅刃シュルシャガナ」は肉体を伐り刻む紅い回転ノコギリ。
「碧刃イガリマ」と刃を重ねることで突破力を生み出すと記されています。
ちなみにこちらのアニメではザババ神は女神として登場し、語尾に「デス」とつける癖があるみたいです。
漫画『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』
にてアンジェリカという登場キャラクターが子ギルから所有権を奪った宝具「王の財宝 ゲート・オブ・バビロン」
で英雄王ギルガメッシュの宝物庫より
「イガリマ」「シュルシャガナ」が登場しています。(空中に穴(宝物庫)が開き武器が出てきている描写があります。)
「イガリマ」はツヴァイフォームのイリヤに折られるようです。
作中の「イガリマ」は千山斬り拓く翠の地平という設定があります。
翡翠色の宝石のような大きな剣に岩石を付けたようなデザインをしています。
「地平線」の概念を持つ神造兵装と記されています。
刃から「天と地が絶対的に分かれている」という理が発動し、設定通り千の山を斬り拓くことも可能とされています。
「シュルシャガナ」は万海灼き祓う暁の水平という設定があります。
溶岩塊じみた峰と火の刀身で形作られたこちらも巨大な剣。
「水平線」の概念を持ち、「空の青と海の青が混じり合う領域」が暁の方向性を持って発動し、
すべてを溶かし、焼き払う。と記載されています。
下記のようなドラマやアニメで使用されています。
ゲーム「ぶきあつめ~なんでも武器になるRPG」にて鎧竜エリムサルエとして登場しています。
スマホゲーム「アストメモリア」で破鎚エリムサルエとして登場しています。強化して作ることが可能なようで、
「エリムサルエ」になる前の名前は鋼鉄のハンマー。ハンマーとして作中では描かれています。