人魚の涙とは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

人魚の涙

水属性

種類宝石

名前人魚の涙

所持者人魚 八百比丘尼

登場神話八百比丘尼伝説

属性水属性

武器制作者人魚

不老不死の真珠

人魚の涙とは、八百比(尾比)丘尼伝説に登場する人魚が流した涙のことを指します。

この涙は人魚を助けた「おたや」と呼ばれる娘が授かり、不老不死になってしまいます。

人魚の涙が登場する伝説が「八尾比丘尼伝説」人魚の肉が不老不死の効果がある伝説が「八百比丘尼伝説」であります。

不老不死 愛の象徴

人魚の涙を体に取り入れる、身につけることで不老不死または長寿の効果をてに入れます。

また竜宮城へ案内なしに行けたり、人魚の涙で体を包むと天へ昇るときに星になれるそうです。

ギリシア神話における人魚の涙は愛と結婚の象徴とされています。

異名

愛と結婚の象徴

素材、作り方

伝説上の生き物である人魚の、それも主に女性の人魚から流された涙が宝石、または真珠になります。

それが人魚の涙と言われる不老不死になることができる宝石であります。

物語によっては人魚の涙ではなく人魚の肉が不老不死の効果を持つとされています。

人魚の涙の総合力

- 人魚の涙とは -

人魚の涙とは、八百比(尾比)丘尼伝説に登場する人魚が流した涙のことを指します。

この涙は人魚を助けた「おたや」と呼ばれる娘が授かり、不老不死になってしまいます。

人魚の涙が登場する伝説が「八尾比丘尼伝説」人魚の肉が不老不死の効果がある伝説が「八百比丘尼伝説」であります。

全国に広まった伝説なので地域によって内容が違ったりしています。

宝石に例えるならば真珠であると言われています。

商人の立てた噂で「海に落ちた月の欠片」「人魚の涙」と言って購買意欲を高めたとされています。

ギリシャ神話に登場する人魚の涙は愛と結婚の象徴とされています。

 

八百比丘尼(やおびくに)とは、日本の人魚伝説等で登場する架空の人物であります。

人魚の涙、肉を食べ不老不死になりますが600歳を迎えて竜宮城に行き、天に昇りたいと伝えます。

それから200年かけて寺や神社を回りようやく星になれたそうです。

それで名を八百比丘尼(やおびくに)というそうです。

 

アイヌソッキとは、アイヌ民話に登場する人魚によく似た伝説の生物です。

八百比丘尼の伝説と同じように人魚の涙(肉)を食べると長寿になったと記されています。

文献によってはアイヌソッキが人魚の別名として記されているものもあります。

 

人魚とは、水中(海)に生息しているとされている生物で主に上半身が人、下半身が魚類の生物を「人魚」と総じて言います。

日本だけでなく世界各国で人魚にまつわる伝説がありますが、話の内容は地域や国により違うようです。

日本で多く伝承されている人魚伝説は八百比(尾比)丘尼伝説の様に不老不死になってしまうようです。

- 人魚の涙の逸話や伝説 -

佐渡の八尾比丘尼の伝説に登場する人魚の涙についてのお話です。

 

昔々、漁師が引く網に人魚が引っかかりました。

その噂を聞きつけた村の者たちが大勢駆け付けます。

 

その人魚を見学していた者たちは「見世物にして金儲けしよう」とか「神様の使いだからさわるな」

「食べたら尻尾が生えてくるぞ」などと勝手なことを言い合っていました。

その騒ぎを見ていたおたやという娘が夜になって檻に捕まった人魚の元にやってきて逃がしてあげます。

 

「ここまで来ればもう安心だ。人間の網にもうひっかからないようにね」

すると人魚は

「命を助けてくれたお礼にいいものをあげます」

と言って手のひらに涙を落としました。

手に乗った涙の玉は月の光を受けて蒼く光っていました。その時おたやは18歳でした。

 

その後まもなく、おたやは縁談が持ち上がり、おたやは嫁入りしました。

夫婦仲良く働き、子供が生まれ、やがて孫が生まれ、ひ孫が生まれ、自分の夫はすっかり老いました。

しかしおたやは嫁入りした時と変わらず見た目は18歳のままでした。

 

夫はおたやに向かってこう言いました。「よく尽くしてくれた。人魚の涙をのんだお前は年を取らないから

一緒に連れ添ってやることは出来ない。わしが死んだら遠慮はいらない。縁があれば嫁に行って幸せになってくれ」

そして夫は息を引き取りました。

 

おたやはその後、五度目の結婚までしたときには600歳になっていました。

しかし色艶は昔のままで若々しいままでした。

 

おたやは600歳の時に戦争を経験し強いショックを受けました。

その時に敵味方関係なく兵士を看病したことから「比丘尼(びくに)」と呼ばれるようになります。

その後、兵士たちを弔った200年後に戦争が無くなるようにと願った比丘尼は人魚の住む竜宮城へ行きます。

 

そこに住む人魚に天へと昇りたいことを伝えた後に星にしてもらいます。

人魚の涙で比丘尼は包まれ天へと昇っていきました。

星になった比丘尼はいつまでも空で平和を祈っているそうです。

- 人魚の涙の属性 -

水属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ

「それいけ!アンパンマン 人魚姫の涙」12作目の映画がこちらのタイトルで放映されています。

内容は、人魚姫のサニーはヒトデの髪飾りを持ち出して陸に向かってしまいます。

その際に石の海獣ゴロンドラが目覚めてしまい混乱を起こします。

果たしてアンパンマン達は海の平和を取り戻せるのでしょうか?

となっており人魚伝説を取り入れたアンパンマンらしく子供たちに喜ばれる内容になっております。

「妖怪ウォッチ」にて人魚の涙(肉)を食べて不老不死になった八百比丘尼が登場しています。

 

ゲーム

「ドラゴンクエストシリーズ」にてレアドロップアイテムとして人魚の涙が登場しています。

概要にはこう書かれています。「幻の人魚が流した ひとつぶの涙 職人の為の素材」

武器や防具と交換してくれるのかもしれません。

「陰陽師」にて人魚の涙(肉)を食べた八百比丘尼が登場しています。

その他の宝石・レガリアの神武器