コホリン・ドゥリューとは、メロウ(人魚)が被る魔法の帽子の事を指します。
潜水を魔法の力で可能にします。逆にメロウ(人魚)はこの帽子が無いと海に戻れません。
形状は二角帽子(ナポレオンなどが被っていた)帽子だとされています。
能力は、帽子を被れば魔法による潜水が出来るようになります。
人魚はこの帽子が無いと海に戻れないとも言われています。
また帽子にかかっている魔法の力で様々な生物に変身することが出来ます。
魔法の帽子
鮭皮の帽子
魔法のフード
魔法の赤い羽毛の帽子
メロウ(人魚)の帽子
詳しい作り方や素材等は不明です。
しかし、鮭皮で出来ていたり、赤い羽毛と記している文献もあります。
潜水が出来るようになるための帽子なので水に強い素材が使われていたのではないかと予想します。
コホリン・ドゥリューとは、メロウ(人魚)が被る魔法の帽子の事を指します。
潜水を魔法の力で可能にします。逆にメロウ(人魚)はこの帽子が無いと海に戻れません。
この帽子のもう一つの力が変身能力です。陸上に住む生物にも化けることが出来ると言われています。
形状は二角帽子(ナポレオンなどが被っていた)帽子だとされています。
メロウ(merrow)とは、アイルランドの民話に登場する伝説上の生き物で、「人魚」「半漁人」の事を指します。
見た目は、全身緑色または髪だけが緑色。そして水かきを持ち、魚のような尾ひれを持ちます。
メロウとコホリン・ドゥリューが登場する物語は「ゴルラスの婦人」であります。
こちらは人魚の魔法の帽子(コホリン・ドゥリュー)を奪われて海に帰れなくなり、人妻になるというエピソードです。
ここだけ見ると「羽衣伝説」の内容に近いものがありますね。
「ゴルラスの婦人」にてコホリン・ドゥリューの形状はコックドハットのようなものと記されています。
「魂の籠」とは、こちらもメロウ(人魚)が登場する物語なのですが、
男の人魚です。「ゴルラスの婦人」は女が登場する物語で二編で知られています。
こちらの物語は採集物語ではなく創作物語でクローカーという人物が作ったとされています。
女性のメロウと男性のメロウの違いとは、
男のメロウは体も髪も歯も緑色をしています。鼻は赤く、目は豚似で、下半身は尾ひれがあり、腕はひれの様に短いと
されています。男のメロウは醜いものとして語られています。
女のメロウは肌は白く、濃いめの瞳、長く美しい髪、上半身は人間の姿、下半身は魚の尾ひれを持つとされています。
そして女の人魚は総じて美女だとされています。
共通しているのは、尾ひれとコホリン・ドゥリューを持っていることです。
人魚が潜水するために被ったとされているコホリン・ドゥリューにまつわるお話です。
話の流れは日本でも多く知られている羽衣・天女伝説とほとんど同じなので
簡単にお伝えいたします。
昔々、海に魚を捕りにいつもの海辺へと来た青年が不思議なものを目にします。
魚の下半身を持つ美しい女性が岩に腰かけていました。青年はあまりの美しさに時間も忘れて見つめていました。
少しするとその女性(人魚)は被っていた帽子を岩場に置いたまま陸地の方に行ってしまいました。
青年は女性(人魚)と話がしたいが為に帽子を隠しその場で女性(人魚)が帰ってくるのを待っていました。
帰って来た女性(人魚)は帽子が無いと言って慌てています。
そこに青年が現れ「困っているなら家で話を聞こうか?」と誘いました。
渋々女性(人魚)は青年について行くことになりました。
その後、二人は結婚して子供を設けました。
ある日、母と子で出かけていた時に息子が聞いた父が独り言で言っていた帽子(コホリン・ドゥリュー)の事を母に伝えます。
それを聞いた女性(人魚)は帽子(コホリン・ドゥリュー)を見つけ出し子供に未練を残したまま
海に帰っていきました。
きっと青年は帽子を隠さずに普通に話しかけていたら物語は変わったでしょうが、
きっと羽衣伝説が地域で形が変わり、アイルランドではこのように天女ではなく人魚で表現されたのではないかと
予想しています。
水属性
アニメ
人魚が登場するアニメは数多くあるのですが帽子(コホリン・ドゥリュー)を被っているものを確認できませんでした。
ゲーム
「ユニゾンリーグ」ios/androidにてプレイすることが出来るゲームにコホリン・ドゥリューが登場しています。
防具として登場しており、進化前の名前が「人魚の帽子」なので間違いがありません。
属性は水で物理ダメージを軽減するスキルを持っています。