鷹の衣とは、男神より、主として女神が着用する羽衣であり、鷹に変身して空を飛ぶことが出来る衣であります。
類似品に鷲の羽衣もあるそうですが、鷹の衣に比べると飛行速度がやや落ちるそうです。
ヴァン神族であるフレイヤと、巨人であるスィアチが所持していたとされ、フレイヤはたびたびロキに貸し出しています。
鷹の衣を着用すると、鷹に変身して空を自由に飛べるようになります。
鷹は力もあり、スピードもあるため空を飛ぶための姿としては非常に優れていると考えられます。
また着用者の魔法防御耐性を少し上げる事が出来るとされています。
鷹の羽衣
素材、作り方共に不明です。
ヴァン神族と巨人が持っていたことから、神々の世界では比較的入手しやすいアイテムではないかと考えられます。
鷹にまつわるなんらかの素材は使用されていると予想されます。
鷹の衣とは、男神より、主として女神が着用する羽衣であり、鷹に変身して空を飛ぶことが出来る衣であります。
類似品に鷲の羽衣もあるそうですが、鷹の衣に比べると飛行速度がやや落ちるそうです。
ヴァン神族であるフレイヤと、巨人であるスィアチが所持していたとされ、フレイヤはたびたびロキに貸し出しています。
スィアチとは、北欧神話に登場する巨人の1人であり、鷹の衣を使用している神話が記されています。
娘にスカジと父にアルヴァルディがいます。「スノッリのエッダ」にてアース神族である女神のイズンを、
神々の永遠の若さをもたらすリンゴ諸共略奪するお話の中に鷹の衣が登場しております。
フレイヤとは、ヴァン神族の女神の一柱で、フレイの双子の妹であります。フレイヤは動物にもまつわる神であり、
豚がフレイヤの聖獣であったり、2匹の猫が引く車に乗っていたり、ヒルディスヴィーニという猪に乗ることもあります。
夜になるとヤギに変身して遊んでいることや鷹の衣を纏い、鷹に変身して空を移動することもあります。
ロキとは、北欧神話において悪戯好きの神として知られ、オーディンの義理の兄弟であります。
神ではありますが、神の敵である巨人ヨートゥンの血を引いています。魔術の才能があり、
変身能力に長けるとされていますが、鷹になるためにフレイヤからは鷹の衣を借りるという神話があります。
男神である場合と女神である場合があり、それも変身能力による物であると考えられています。
スノッリのエッダとは、1222年頃にアイスランドの詩人が北欧神話と詩の技法を教授する目的で書かれました。
このスノッリのエッダなくして北欧神話は現代に復元することはなかったと言われる物であります。
この中の第2部にて鷹の衣にまつわるお話が記載されています。
北欧神話にて鷹に変身することが出来る鷹の衣にまつわるお話です。
旅行中であったオーディン、ロキ、ヘーニルがお昼ご飯に牛を捕らえて蒸し焼きにしようとしたが、肉が蒸せませんでした。
近くの木に止まっていた鷹に化けたスィアチが魔法をかけていたためでありました。
そこで神々は肉を少し分けるから魔法を解いてくれと言うとそれを承諾し、肉はたちまち蒸し焼きに出来ました。
しかし鷹に化けたスィアチが牛の1番いい部位をすかさず持っていってしまいます。
それに怒ったロキが木の棒を手に取り鷹に当てますが、木の棒は鷹から離れなくなります。
ロキは鷹と一緒に空に持ち上げられて木々に当たる高さで飛びます。
そこで鷹に化けたスィアチはロキに「魔法を解いて欲しければイズンにりんごを持ってこさせろ」といい、
ロキは仕方なくこれを受けます。ロキはその後、イズンにこう言います。
「永遠の若さを得るりんごによく似たリンゴを見つけた。そのリンゴと見比べて見ないか?」
そうしてロキに連れて行かれたイズンはアースガルの外で鷹に化けたスィアチに連れ去られてしまいます。
神々はイズンが持つリンゴがない為、若さを保てなくなり老い始めます。
神々はこの事態を調べ、ロキの仕業だと判明します。
すぐさまイズンの奪還を命じられたロキはフレイヤよりスィアチが持つ鷹に変身出来る衣を借りて、
スィアチのいる館に飛んでいきます。ロキはイズンを見つけ、魔法をかけます。
彼女を1つの果実に姿を変えてしまい、それを足で握って持ち帰りました。
スィアチがすぐに気づき追いかけてきますがロキの罠にはまりアースガルの門の前で殺してしまいます。
悪戯好きであるロキのトリックスターな行動が起こした神話でありました。
風属性
アニメでの活躍は確認できませんでした。
漫画
「いづれ神話の放課後戦争」にて鷹の衣が登場しております。
能力に認識阻害があり、声や姿の認識を阻害させて使用者だとわからなくするそうです。
空を飛ぶだけでなく身体速度も上昇させる効果があるとされています。
ゲーム
「パズドラ」フレイヤの聖獣である豚と、フレイヤの乗り物を引っ張っていたとされる猫、
最後に鷹になれる衣を持っていたことから鷹がキャラクターデザインの中に加わって登場しております。