錦襴異宝袈裟とは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)

光属性

種類袈裟

名前錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)

所持者三蔵法師

登場神話西遊記

属性光属性

武器制作者如来

錦襴(きんらん)の袈裟

錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)とは、西遊記に登場する三蔵法師が観音菩薩により与えられたとされる袈裟であります。

物語の中で三蔵法師が持つ袈裟が奪われた話がありますが、この錦襴異宝袈裟なのかは不明です。

菩薩が飽食坊主に姿を変えて売っていた錦襴異宝袈裟を宰相蕭瑀(しょうう)が見つけ、三蔵法師に渡したと記されています。

加護 運上昇

菩薩が三蔵法師に与えた袈裟は聖なる加護が与えられていると考えられます。

魔の攻撃に対する耐性があがる能力があると考えられます。

着物の上に着るものとして布ではなく刃物などを通さない作りになっていたかもしれません。

西遊記に記されているのは、この袈裟を身につけて斎戒を守れば淪落を免れ、

地獄に堕ちず、虎狼の禍を除けるという効果を持つとされています。

異名

三蔵法師の袈裟

素材、作り方

錦襴異宝袈裟の素材、作り方は不明です。

袈裟とは釈迦が着ていた粗末で汚い肩掛けの1枚の布が始まりで、それが僧侶の衣装として定着したとされています。

菩薩となった釈迦が三蔵法師に渡した袈裟とされている錦襴異宝袈裟はタダの袈裟とは違い桃源郷に存在する

生地でできた物だと考えられます。袈裟を集めるコレクターに奪われる程の物ですから余程の織りや柄、

素材だったのではないでしょうか。

錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)の総合力

- 錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)とは -

錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)とは、西遊記に登場する三蔵法師が観音菩薩により与えられたとされる袈裟であります。

物語の中で三蔵法師が持つ袈裟が奪われた話がありますが、この錦襴異宝袈裟なのかは不明です。

菩薩が飽食坊主に姿を変えて売っていた錦襴異宝袈裟を宰相蕭瑀(しょうう)が見つけ、三蔵法師に渡したと記されています。

この袈裟を身につけて斎戒を守れば淪落を免れ、地獄に堕ちず、虎狼の禍を除けるという効果を持つとされ、

今でも伝説の神宝として知られています。

ちなみに袈裟が独特の黄銅色をしているのはパッチワークのようにツギハギにした布を泥染めで色を付けていた

名残でされているそうです。 

 

三蔵法師とは、西遊記では釈迦如来の2の弟子金蟬子(こんぜんし)でしたが、説法を聞かずに教えを軽んじた為、

東土に転生したとされています。

その後3度目の転生で81の難をくぐり抜けて旃檀功徳仏(せんだんくどくぶつ)という仏に成る記別を得ます。

錦襴異宝袈裟を初めて着用した際は周りにいた者たちからは地蔵菩薩の再来と言われました。

西遊記では三蔵法師が主人公の物語でしたが、孫悟空がメインで語られることが多く、

孫悟空が西遊記の主人公と思われているようです。

 

西遊記とは、中国の16世紀に大成した白話小説で、三蔵法師が三神仙である孫悟空、沙悟浄、猪八戒を従え、

様々な苦難を乗り越えながら天竺を目指していく物語です。

 

釈迦如来とは、三蔵法師に錦襴異宝袈裟を授けた天界に住まう者であります。

西遊記の物語では孫悟空を五行山に閉じ込める強さも見せています。

仏になる記別を三蔵法師に与えたとされ、昔から三蔵の事を気にかけたとして記されています。

 

宰相蕭瑀(しょうう)とは、中国の政治家で(575~648年)にて活躍した人物であり、西遊記にも登場しております。

仏教を好み、文章を得意とした為、「非弁明論」を作り、諸葛穎らを簡単させたことがあるそうです。

西遊記では飽食坊主になって袈裟を高値で売っていた菩薩より袈裟をもらい三蔵に渡した人物としても知られています。

- 錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)の逸話や伝説 -

三蔵法師が菩薩より与えられたとされる錦襴異宝袈裟にまつわるお話です。

 

如来の命を受けて西方取経者を探していた菩薩は三蔵法師がかつて転生した高弟と死って興味を持ちます。

恵岸(えがん)と共に長安を訪れた際に菩薩は、飽食坊主に姿を変えます。

そして如来から預かった錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)を見せて売り歩きました。

 

しかしその価格が7千両と高額だった為に人々はこれをからかいました。

たまたまその場にいた蕭瑀(しょうう)だけは普通の袈裟ではないと見抜きます。

どういった袈裟であるのかを飽食坊主に姿を変えている菩薩に話を聞きます。

 

菩薩が答えます。「この袈裟を身につけて斎戒を守れば淪落を免れ、地獄に堕ちず、虎狼の禍を除ける

それを聞いた蕭瑀(しょうう)は驚き、一緒にいた太宗に伝え、買い取る事を飽食坊主に伝えます。

飽食坊主に姿を変えた菩薩は高徳の僧に渡してほしいと伝えると代金を受け取らずに去ってしまいます。

 

太宗は錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)を持つのは三蔵法師しかいないとして彼に渡してしまいます。

三蔵法師がこれをもらい、早速着用すると、神々しい美しさに皆が「地蔵菩薩の再来だ」と歓声を上げて喜びました。

季玉英の初七日の法会で三蔵法師が念仏を唱えていると、そこに菩薩が現れます。

 

菩薩は三蔵法師が死者を苦難から救う無量寿の身にすることが出来る唯一の存在と言い、自らを菩薩であると

悟り御経を唱えました。太宗はそれを受け感激し天竺に使いを出すと決めます。

太宗と三蔵法師は義兄弟の契りを交わした後に三蔵法師の天竺までの旅が始まったのであります。

- 錦襴異宝袈裟(キンランイホウケサ)の属性 -

聖属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ 

「最遊記シリーズ」にて登場する玄奘三蔵が袈裟を着用して登場しております。

桃源郷に5人しかいない最高僧の一人とされており着用した装備もなんらかの効果があると考えられます。

 

ゲーム 

「信長の野望」にて耐久度100%の袈裟として登場しております。あらゆる属性への耐性はありませんが全く壊れません。

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