ネメアの獅子(ライオン)の毛皮とは、ギリシャのペロポネソス半島にあるネメアの谷に住むとされていた
人喰いライオンから作られた毛皮のことであります。ネメアの獅子の母はエキドナ、
父は最強の怪物デュポーンまたはオルトロスとされており最強の血を引く神話上の生物であります。
そのネメアの獅子から取れる毛皮は打撃、斬撃、投擲物からの攻撃を通さずに弾く硬さを持ちます。
毛皮でありながら打撃、斬撃、投擲物全ての攻撃を通しづらくする硬さを持つとされます。
ネメアの獅子が憑依して攻撃力を上げる効果も考えられます。
神話ではネメアの獅子を着るものは不死を授かると伝説になったと記されています。
ネメアの鎧
ヘラクレスのシンボル
ネメアの獅子の皮を鎧代わりにヘラクレスが使用しますが、
普通のナイフなどは刃が通らないのでネメアの獅子の爪を使い皮を裂いて作ったとされています。
ネメアの獅子以外の攻撃は通さないとされているため、加工もネメアの獅子を使用しなくてはいけません。
ネメアの獅子(ライオン)の毛皮とは、ギリシャのペロポネソス半島にあるネメアの谷に住むとされていた
人喰いライオンから作られた毛皮のことであります。ネメアの獅子の母はエキドナ、
父は最強の怪物デュポーンまたはオルトロスとされており最強の血を引く神話上の生物であります。
そのネメアの獅子から取れる毛皮は打撃、斬撃、投擲物からの攻撃を通さずに弾く硬さを持ちます。
ヘラクレスには倒されましたが、あらゆる攻撃が効かないネメアの獅子を倒したその方法は首を絞め、
窒息死をして倒されたと記されています。毛皮は普通のナイフでは切り裂けない為、
ネメアの獅子の爪を使い毛皮を加工されたそうです。
ヘラクレスに倒されたと後はヘラによってしし座になったそうです。
ヘラクレスとは、ギリシア神話などに登場する半神半人の英雄であります。
ギリシア神話に登場する英雄の中では随一の強さを誇ります。
その強さや偉業により後にオリンポス神に連なったとされています。
ネメアの獅子の首を3日間に渡って締め上げることのできるとてつもなく怪力であり、頭脳も長けたとされています。
倒してきた怪物、ネメアの獅子やヒュドラたちからの戦利品を装備しています。
12の功業とは、ヘラの邪魔立てのせいでヘラクレスは自らの家族を殺してしまいます。
罪を償う為にアポロンの神託を伺います。その信託の内容がこの12の功業なのです。
名前の響きは勇ましく誇らしいですが、内容はヘラクレスを死に追いやる程の苦行でしかないものでした。
しかしヘラクレスはそれを乗り越えて12の功業を達成してしまいます。
1.ネメアの獅子討伐
2.ヒュドラ討伐
3.ケリュネイアの鹿捕縛
4.エリュマントスの人喰い猪捕縛
5.アウゲイアスの家畜小屋掃除
6.ステュムパリデスの怪鳥討伐
7.クレタ島の牡牛捕縛
8.ディオメデスの人喰い馬奪取
9.アマゾンの女王・ヒッポリュテの腰帯の奪取
10.妖怪ゲーリュオーンの飼う牛の捕縛
11.ヘスペリデスの黄金の林檎入手
12.地獄の番犬ケルベロス捕縛
となっております。ちなみにヘラクレスはこれだけの偉業を成し遂げてきましたが、
最強の怪物デュポーンを前にしたときは動物に化けて逃げたそうです。
ヘラとは、ギリシア神話において主神ゼウスの妻であります。夫の浮気にすぐに気づく感の鋭さと、
死ぬまで許すことなく嫌がらせを続ける執念を持つ恐ろしい神ではありますが、
それはヘラが結婚と女性の貞操を司る神なので仕方がないことだとも言えます。
ヘラはゼウスと人間のアルクメネーとの間に浮気して生まれたヘラクレスに死ぬまでの嫌がらせを行いました。
その過程に12の功業があります。
英雄ヘラクレスの「12の功業」の1番目ネメアの獅子から取れる毛皮にまつわるお話です。
ヘラクレスは養父をオルコメノスの軍と戦い、助けたことによって娘であるメガラーを妻としてもらいます。
メガラーはヘラクレスの子を3人生みました。そのことにゼウスの妻であるヘラが怒ります。
ヘラはヘラクレスに狂気を吹き込み、ヘラクレスは我が子3人を火の中に放り投げ、殺してしまいます。
それを知ったメガラーも自殺してしまいます。
正気に戻ったヘラクレスは大変悲しみ、罪を償う為にアポロンに神託を伺いに行きます。
その神託は「ミュケーナイ王エウリュステウスに仕え、10の功業を果たせ」というものでありました。
その1つ目の神託がネメアの獅子の討伐でありました。
この獅子は毛皮がとても固く弓矢を弾き、棍棒で叩いても皮膚は裂けることがありませんでした。
ヘラクレスは素手で戦うしかなくなり獅子を逃さないように洞窟の穴を塞ぎました。
そしてヘラクレスは獅子に飛びかかり、首に手を回して締め上げます。その状態を3日間続けました。
最初は暴れたネメアの獅子も段々と弱々しくなり、ついに窒息死してしまいます。
ヘラクレスの怪力も凄いですが、ネメアの獅子の無呼吸でいれる時間の長さも凄いです。
ヘラクレスは倒した獅子の毛皮を取ろうとナイフを入れようとしますが、
ナイフの刃では毛皮に傷すら付けることが出来ません。
ヘラクレスはネメアの獅子の爪が鋼鉄の様に固かった事を思い出しネメアの獅子の爪を使い毛皮を切り裂きました。
そして身にまとえる大きさの物と、頭に被ることのできる大きさの物を切り裂き、兜と鎧として着用しました。
ネメアの獅子とヘラクレスの戦いが描かれた数多くの絵画では、ヘラクレスは全裸でネメアの獅子の首を絞めた
様子が描かれているものがほとんどです。
ヘラクレスに限らず、英雄とされる者は獅子をシンボルにするものが多いのはこの神話がもとになっているためでもあります。
ここでヘラクレスが獅子の毛皮を取ることが出来た為に残りの試練を乗り越えれたのかもしれません。
ちなみに、ネメアの獅子は倒された後にヘラが見つけ、悲しみながらしし座に変えたとされています。
木属性
アニメ
「ヘラクレス」ディズニーが制作したこのアニメにネメアの獅子が登場しています。
この作品ではヘラクレスに投げ飛ばされて退場しており、その後に毛皮を鎧として着用することはありませんでした。
ゲーム
「パズドラ」にてネメアの獅子が木属性モンスターで登場しております。
モンスターの能力はあまり高くなく、他のモンスターの強化に使われることが多いそうです。
「無双OROCHI3」にてネメアの獅子という槍が登場しております。
獲得方法はダウンロードコンテンツにて登場し、獲得することが出来るそうです。
この作品では氷属性攻撃を放つ武器として登場しており、冷凍レーザーなど出す神器としてふさわしい活躍をしています。