アロンダイトとは?登場神話、持ち主や武器にまつわる伝説・逸話を紹介|GOD WEAPONS-伝説武具擬人化図鑑-

アロンダイト

闇属性

種類西洋剣

名前アロンダイト

所持者ランスロット

登場神話アーサー王物語

属性闇属性

武器制作者湖の貴婦人ヴィヴィアン

血塗られた魔剣

「アロンダイト」とはアーサー王物語(12世紀)に登場する「ランスロット」が持つ剣とされていますが、

物語には登場していません。断片的な資料の一部に「アロンダイト」の名が記されていただけです。

聖属性ダメージ

刃こぼれや、折れることがありません。

刃を血で濡らすと強くなる魔剣属性があると考えます。

 

異名

魔剣

ランスロットの剣

カリバーン

素材、作り方

素材、作り方共に不明。

ローランの歌で「オートクレール」の形状や見た目は

茶褐色の刀身と黄金色の柄は水晶があしらわれていると記述されている以外には詳細が無く不明です。

アロンダイトの総合力

- アロンダイトとは -

「アロンダイト」とはアーサー王物語(12世紀)に登場する「ランスロット」が持つ剣とされていますが、

物語には登場していません。断片的な資料の一部に「アロンダイト」の名が記されていただけです。

後に(14世紀)初頭に描かれる騎士物語「ローランの歌」にてビーヴィス卿の息子ガイ卿の剣として登場しますが、

説明に「元はランスロットの剣である」と記されていたことからランスロットの剣だという正確ではない

認識が広がっています。

刃こぼれしない、刃こぼれしずらい剣だと言われています。

ランスロットの行いのせいで、「聖剣」ではなく「血塗られた魔剣」としてふさわしい活躍をしています。 

 

「オートクレール」とはフランス最古の武勲譚-ぶゆうたん(騎士物語)「ローランの歌」に登場する

「パラディン・オリヴィエ」が所有する剣です。

オリヴィエはビーヴィス卿の末裔であり、

時を経て「アロンダイト」は「オートクレール」と名前を変えて彼の手に受け継がれます。

「オートクレール」の形状や見た目は優美な剣と言われていて、茶褐色の刀身、

柄は黄金色で水晶があしらわれていたと言われています。

「アロンダイト」もそうなのではないかと予想します。

 

「ランスロット」とはアーサー王物語に登場する伝説の人物で円卓の騎士の一人です。

湖の貴婦人(妖精)ヴィヴィアンに育てられたことから、湖の騎士とも呼ばれています。

修行の為に渡った島でアーサーと運命的な出会いをした後に円卓の騎士として名を馳せていきます。

騎士としての武技、行動、振る舞いはどれも素晴らしいものであったそうです。

 

「パラディン・オリヴィエ」とはシャルルマーニュの戦いなどが記される古フランスの伝説の集合体に登場するパラディン

(騎士)とされています。

パラディンとは高位の騎士を指します。「ローランの歌」に登場する実在した人物とされており、

ローランの親友であり、知将であり、フランス軍が誇る常識人。

- アロンダイトの逸話や伝説 -

アーサー王物語に登場するランスロットの剣とされていますが、どこで手に入れたか正確なことはわかりません。

いくつか出自があるのでご紹介いたします。

1、アーサー王が幼少のころ使っていた練習剣だった説

2、ランスロットを育てた湖の養母(妖精)ヴィヴィアンが授けたエクスカリバーの姉妹剣だった説。

3、アーサー王が選定の岩より引き抜いた伝説の剣カリバーンが実はアロンダイトだった説。

等々、他にもあるのですが正確ではなく不明な点が多い「アロンダイト」ですが、

アーサー王が持つエクスカリバーと打ち合っても刃こぼれも折れずもせずにいた頑丈さを誇るエピソードはあります。

 

「アロンダイト」が聖剣ではなく魔剣として語られる所以は

ランスロットが恋に溺れて忠誠を誓ったアーサーを裏切ることから始まります。

ランスロットはアーサーの妻グィネヴィアと恋に落ちてしまい、それを怒ったアーサーがグィネヴィアを処刑しようとします。

ランスロットはグィネヴィアを助け出す際に同じ円卓の騎士仲間のガウェインの弟三人を

「アロンダイト」で殺してしまいます。

その後に弟たちの敵を取りに来たガウェインには深手を負わせていることから、「アロンダイト」は魔剣ともいわれています。

その後は「アロンダイト」に関する記述や活躍もほとんどなく、ランスロットはあまりいい結末を迎えずに最後を迎えます。

 

ローランの歌で登場するオリヴィエは魔剣として剣「オートクレール」を振るってはおらず、聖剣としての活躍をしています。

特別神秘的な力を感じる場面はありませんが、物語の主人公ローランをその剣と持ち前の知恵で何度も助けています。

 

アーサー王物語ではランスロットの剣「アロンダイト」は名前が登場しておらず、

ローランの歌で「元はランスロットの剣」と命名されてからは剣の伝説が一人歩きをするようになります。

後付けのように伝説が付けたされているので正しい逸話や、伝説が分かりずらくなっています。

- アロンダイトの属性 -

闇属性

- 登場アニメ・登場ゲーム -

アニメ「ガンダムseed destiny」にてディスティニーガンダムの対艦刀の名称が「アロンダイトビームソード」です。

インパルスガンダムが使用するエクスカリバーレーザー対艦刀の改良版とされていて元ネタにアーサ王物語を彷彿させます。

 

アニメ「fate/zero」にて登場するバーサーカーが持つ宝具がアロンダイトです。

ランスロットの愛剣アロンダイトと紹介されています。

剣の詳細には、人ならざるものが鍛えた、決して刃こぼれしない無窮の剣。

とされており、人ならざるものが湖の貴婦人ヴィヴィアンだと予想します。

さらにこう記されています。元は聖剣だったが、

同胞だった騎士の親族を斬ったことで魔剣としての属性を得てしまったと記されています。

 

下記のようなドラマやアニメで使用されています。

小説「ニンジャスレイヤー」にて「アロンダイト」という名の体を刀に変形することが出来るニンジャが登場している。

「ファイヤーエンブレムシリーズ」暁の女神にてアイク専用の武器として登場しています。

また同シリーズでアカネイアと呼ばれる三種の神器と同等の威力を持つ最強の斧として登場しています。

カードゲーム「遊戯王」にて聖剣アロンダイトとして登場しています。

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