「勝利の剣」とは北欧神話に登場する豊穣の神フレイが所有するとされている剣です。
切り裂けないものはないと記されており、太陽の輝きにも負けない神々しさだそうです。
賢く、正しいものであれば剣は所持者から自ら手を離れ、ひとりでに敵と戦う。
巨人族には有効な武器であると考えます。
太陽のように熱い炎を生み出し、世界を終わらせることもできる。
フレイの剣
スルトの剣
奸智ロキが創りし魔法の剣
裏切りに見てる枝
傷つける魔の杖
害なす魔の杖
害をなす魔法の杖
輝く剣
素材は記述されている文献が無く不明です。
作り方は奸智神ロキが作った説にはこう記されています。
「冥界ニブルヘイムの門前で、ルーン魔術を駆使して鍛え上げた剣」とされています。
鍛冶師ヴェルンドが作ったのであれば作り方はわからないが、
ミョルニルを超える武器を作ろうとしたのであればアダマンタイト、ダマスカス鋼以上の
素材は使われていると予想します。
ルーン文字が彫られているのであれば、主神オーディンがもつ槍ポセイドンと同じように、
ロキが冥界まで行きルーンを彫った話は信憑性があると考えます。
「勝利の剣」とは
北欧神話に登場する豊穣の神フレイが所有するとされている剣です。
切り裂けないものはないと記されており、太陽の輝きにも負けない神々しさだそうです。
形状は飾りが彫られている細長の剣とされています。使い手が賢く、
正しい者であればその手から離れて自動で敵を倒すと記されています。
巨人族と戦う際に活躍をしており、鍛冶師ヴェルンドが作った剣だとされています。
「レーヴァテイン」とは
北欧神話に登場する奸智神ロキが作ったとされる説と鍛冶師ヴェルンドが作った説がある武器で、
一般的には剣とされていますが、どんな武器だったかは記述されておらず槍、矢などにされている文献もあるそうです。
北欧神話に登場する巨人スルトがラグナロクの際に世界を焼き尽くしたとされる炎のことを
「レヴァ―テイン」とする書籍もありますが、明確には剣なのか炎なのかを記している文献は無いそうです。
奸智神ロキではなく鍛冶師ヴェルンドが作ったのであればフレイの持つ「勝利の剣」と同一視されています。
世界樹の頂きにいる雄鶏ヴィドフニルを倒し冥途に送ることが出来る武器で、
巨人スルトの妻シンモラが9つの錠がある箱(レーギャルン)の中に
保管と管理をしていると記されています。奸智神ロキが作ったのであればルーン文字が彫られているそうです。
「フレイ」とは
神々の中で最も美しいと言われ太陽の夏と晴天、豊穣の神として非常に崇拝されている神の一人とされています。
ひとりでに巨人族と戦う剣と、馬よりも速く走るとされている黄金の猪を従え、
様々な大きさに変えられる帆舟スキーズブラズニルを持ち、
ブローズホーヴィと呼ばれる馬で戦場をかけたとされている万能を感じさせる神であり、
オーディンやトールに次ぐ神として存在すると資料にも残っていることから、かなり人気が高い神といわれています。
「スルト」とは
北欧神話に登場している巨人です。名前は「黒い者」の意味があります。
ラグナロク(最終戦争)では「レーヴァテイン」にて世界を焼き尽くしてどこかに姿を消したとされています。
「鍛冶師ヴェルンド」とは
様々な伝承に数多く登場していますが、どの伝承においても素晴らしい腕を持つ鍛冶師として登場しています。
一説によると、ヴェルンドはオーディンの槍(ポセイドン)を鍛えたとされる
イーヴァルディの息子たち(ドワーフ)の一人とされており、
奸智神ロキのいたずらにより始まった別のドワーフの兄弟との賭けごとに負けた事を受けて、
ヴェルンドは賭けの相手が作ったミョルニル(トールのハンマー)
よりも優れたものを作ったとされています。それが「レーヴァテイン」だったと主張する方もいます。
「勝利の剣」と調べて真っ先に出てくるのがフレイと言われる北欧神話に登場する神です。
そのフレイの一番有名な「勝利の剣」についてのお話です。
フレイは本来許されてはいないオーディンの玉座に何気なく座ってしまいます。
その玉座は座ると世界を見渡せると言われています。フレイは玉座に座ったことで世界を見渡し、
ゲルドと呼ばれる娘の美しさに一目ぼれをしてしまいます。
ですがゲルドは敵対をしている巨人族の娘であり、炎の結界(ケルトがしている)で遮られており手出しが出来ませんでした。
それでもフレイはその衝動が抑えきれなくなり悩んでいました。
そこに部下であるスキーニルが「勝利の剣」と駿馬ブローズグホーヴィをお貸し頂ければ
巨人族の娘ゲルドを連れてくると話します。
その後スキーニルはあの手この手でゲルドを説得します。
結局最後はゲルドに呪いをかけると脅してゲルドは渋々フレイの元に向かうことを承諾します。
フレイの元に着いた後は妻となり、フレイの人柄にゲルドは引かれていき幸せに暮らしたそうです。
ですがスキーニルに「勝利の剣」を貸し与えたままラグナロク(最終戦争)を迎えてしまい、
巨人族のスルトと戦う際は鹿の角で戦って負けております。
「勝利の剣」が無くてもフレイはスルトとの戦いを長期に渡り歩いていることから
元々のポテンシャルも高いので、
きっと「勝利の剣」をスキーニルから返してもらっていれば負けていたのは巨人スルトであったと考えます。
「レーヴァテイン」にまつわるお話です。
様々な魅力的な武器が北欧神話には登場しますが、
その中でも世界の幕を閉じることが出来る武器が「レーヴァテイン」とされています。
他にもいろんな説がありますが、スルトが持っていた炎を「レヴァーテイン」としてこれから紹介するお話をしていきます。
巨人族と神々の戦い(ラグナロク)にてスルトは豊穣の神フレイと戦うことになります。
この戦いにおいてスルトは優位ながらも長い戦いを強いられます。
なぜならフレイは意思を持ちひとりでに戦う剣を持っていなかったためです。
長い闘いはスルトの勝利で幕を閉じます。他の巨人族や神々は相討ちなどで死んでいたため、
一人残されたスルトは世界を炎「レーヴァテイン」で焼き尽くした後にどこかに消えてしまいます。
世界はその後まったく新しいものに生まれ変わります。
火属性
アニメ「劇場版fate/staynigiht」にて「勝利の剣」が登場しています。しかし剣の名前はエクスカリバーなので
北欧神話に登場するフレイの持つ剣ではありません。
アーサー王物語に登場するアーサーが持つ剣の名前でこのアニメでは「約束された勝利の剣」として登場しています。
アニメではありませんがゲーム「ファイナルファンタジー」では「レーヴァテイン」の名を持つ両手棍で登場しています。
武器の解説には「世界樹ユグドラシルに一本だけ生えている、葉脈だけに葉をつける「災厄の枝」を切り取った巨人が、
ドゥエルグ(小人・ドワーフ)に作らせた長杖」と書かれています。
巨人はやはりスルトの事なのでしょうか?、災厄の杖と言われる名はどこか「レーヴァテイン」の異名を感じさせます。
ただ、ドゥエルグに作らせたも入ると様々な説が混ざっていると思わせる剣の解説になっています。
下記のようなドラマやアニメで使用されています。
ゲーム「グランブルファンタジー」にて「レーヴァテイン」の名を持つ剣が登場しています。
解説には「夜明けを告げる光明の霊鳥、それを害さんと魔神が鍛えた常闇の剣。人の手に余る代物」と書かれており、
雄鶏ヴィドフニルや奸智神ロキを思わせる言葉が書かれています。
ゲーム「ファントムオブキル」にて剣皇レーヴァテインにて人格化して登場しています。
銀髪の女性で剣というよりは死神の鎌のような武器を持っています。
ゲーム「英雄戦記レーヴァテイン」任天堂DSで遊ぶことが出来るそうです。剣についての関係性は見つけられませんでしたが、
登場キャラクターが使う武器はかなりファンタジーなデザインなのでプレイ中に何かわかるかもしれません。